• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

木質材料による有害ガスの吸収・透過について

研究課題

研究課題/領域番号 02452254
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 林産学
研究機関東京農工大学

研究代表者

鈴木 正治  東京農工大学, 農学部, 教授 (90126293)

研究分担者 冨永 洋司  東京農工大学, 農学部, 講師 (00015083)
伏谷 賢美  東京農工大学, 農学部, 教授 (80014950)
研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1991年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1990年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
キーワード二酸化炭素 / 赤外線ガス分析 / ガス透過率 / 温暖化ガス / テルペン / 針葉蒸留成分(テルペン油) / αーピネン / 室内空気条件 / 二酸化炭酸 / 針葉蒸留成分 / エヤ-タイト / 血圧 / 一酸化炭素 / 赤外線ガス分析計 / ガスクロマトグラム / 透過率 / 気流速度 / フェノ-ル・フルフラ-ル樹脂 / 熱分解
研究概要

前年度購入した赤外線ガス分析計、ガスクロマトグラフを用いて、CO_2の分析、テルペン揮発成分の定性分析を行った。得た結果は
(1)CO_2の木材への吸着は微量であり、吸収量は含水率によってかわり、含水量が多いほど吸着されやすい。
(2)繊維状シ-ト、皮膜、木材などについてCO_2の透過性を測定した。繊維状のものが透過しやすく、紙類になると透過量が減少した。空気の汚染を防ぐために、透過しやすい薄い木材は適切である。更に木材を熱水抽出すると効果が上がることがわかった。
(3)空気の汚染は室内では換気、通風に支配される。CO_2の室内における動態を調べ、空調条件との関係を明らかにした。また、ホルムアルデヒドのような有害ガスの生成について研究を進めたが、今後遂次報告できると思う。
(4)針葉樹の葉油よりテルペン油を抽出し、その成分分析を行い、空気中に揮発する際の濃度分布、除放性を調べた。主な成分はテルピニルアセテ-ト、リモネン、αーピネンなどであった。
(5)葉抽揮発成分は、人間に対して有害の場合と効用のある場合があり、とくに、血圧、脈拍に及ぼす生理作用を検討した。濃度が適当であると、最高血圧の低下効果が現れた。木材への吸収と放散を調べ、適当な濃度の蒸発が可能であることもわかった。
2年間の研究の成果はすでに3回の学会で発表し、平成3年度末には研究成果報告書にその概要をまとめることができた。近いうちに論文に仕上げる予定である。研究計画にはその他の有害ガスの実験も予定したが、現在継続して実験中である。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書

URL: 

公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi