研究課題/領域番号 |
02452260
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業土木
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
西山 壮一 (西山 壯一) 香川大学, 農学部, 教授 (80036045)
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研究分担者 |
弥永 孝一 香川大学, 農学部, 助教授 (60035996)
河野 広 香川大学, 農学部, 教授 (60234093)
大槻 恭一 香川大学, 農学部, 助教授 (80183763)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 最適貯水量 / 溜池 / サイホン管 / 自動空気排除装置 / 水田地帯 / 雨水の有効利用 / 動的計画法 / サイフォン / 水利統合 / 空気排除 / 混入空気 |
研究概要 |
1・最適貯水量の決定 雨水の有効利用及びポンプの運転コスト軽減を考慮した溜池の貯水量管理を検討した。 初めに過去50年のデータを用いて確率による降雨予測を行い、一方では水田地帯における水収支の実測値から溜池への依存量を、さらに、溜池への流入量をそれぞれ算定した。そして、溜池依存量から溜池流入量を減じたものを溜池減水量として、これを各溜池における旬別の貯水量決定のベースとした。用水不足が生じることなく、且つ経済的な溜池の貯水量管理及びポンプ運転を行っていく必要があるが、その際に基準となる水量の決定において若干の用水不足に対するリスクはあるが、過去に存在する多くの降雨データからの確率的な降雨予測並びに利用を考慮した上で行うことも一方法である。特定の年の降雨パターンに合わせて水利計画を立てるのも一方法である。この場合、水供給の安定性について利点がある。また一方では、水利慣行も残っている地区もあり、そのような地区では安定的な水の供給により古い水利慣行は改善されるものと考えられる。その点では、本研究のように確率により過去の降雨を処理し水利計画を立てるのは問題も存在する。しかし今後、10年から20年後も水需要の増大が予測され、水利用には留意する必要があろう。 2・サイホン管における自動空気排除装置の開発。 サイホン管を用いて溜池から取水が可能であればきわめて経済的である。そこで、そのネックとなっていた空気排除装置の開発を行った。また、設計について理論的解析を行った。
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