研究課題/領域番号 |
02452261
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業土木
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
荻野 芳彦 大阪府立大学, 農学部・農業工学科・農業水利学研究室, 助教授 (60032992)
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研究分担者 |
村島 和男 大阪府立大学, 農学部・農業工学科・農業水利学研究室, 助手 (90081562)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 大規模水田潅漑 / 遠隔集中監視・制御 / パイプライン / 農業用水 / 汎用化水田 / 排水整備 / 用排水施設 / 大規模水田灌漑 / 設計 |
研究概要 |
大規模水田潅漑システムの操作管理をコンピュ-タを導入して遠隔集中監視・制御することによって、用水配分操作の簡易化(省管理労力、省エネルギ-)と用水の節水と異常干ばつに対処する用水配分操作のル-チン化が可能となった。 本研究は愛知県M地区の事業計画の分析と実際の成果実績デ-タの処理をもとに、コンピュ-タ操作のための各種水利施設の機械分析、分水量デ-タ解析を行い、用水配分モデルの作成を試みた。 用水配分流量デ-タ解析では、幹線パイプに付帯された小規模直接分水施設の分水量が計画分水量をはるかに上まわり、これが原因となって幹線レベルの配水バランスがくずれることがあることを明らかにした。 事業計画の分析により、計画用水量の算定過程で、上述の小規模直接分水量の期別変化量と施設容量(期別操作管理)との間に大きなギャップが生じ、設計上の問題を生じることをつきとめ、この改善策として、新しい提案を行った。 用水配分操作モデルとして、一種のロ-テイションモデルを作成し、この妥当性を検討した。 本年度の追加課題として、大規模汎用化水田の用水・排水システムの整備に関する検討を加えて、特に、汎用化水田における排水整備の重要性を指摘し、その計画設計の技術的検討を行ない、成果を収めたので報告する。
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