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重度脳性マヒ児の不随意運動と随意運動の分離抽出に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02452301
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

末田 統  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (70029528)

研究期間 (年度) 1990 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1990年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
キーワード重度脳性マヒ児 / 運動障害 / 随意運動 / 不随意運動 / 身体障害 / 身体障害者
研究概要

重度脳性マヒ児・者の中には、潜在的な知的能力は優れているが、運動機能が著しく低く、発声・発語困難や、手足を随意的に目的の位置へスムーズに移動できないために能力が低くみられ、教育・訓練の場面において正当な評価、訓練・教育が行われていない場合がある。本研究では、これらの障害児の一見でたらめに見える運動を無拘束に近い状態で計測・解析し、不随意運動成分と随意運動成分を分離・抽出する方法を見いだす基礎試料を得ることを目的とする。本研究では、重度脳性マヒ児を被験者として計測を行うため、指先の位置を検出する際、上半身が手の上に覆いかぶさり頭や衣服によって指先が見えなくなることや、涎によって検出部が濡れるなどが考えられる。以上の理由により、磁場の変化を利用した位置検出方式を採用し、簡単な幾何学図形上を指示具でトレースさせ、その軌跡を計測・蓄積した。さらに、手・足の運動以外の運動についても注目することにした。特に音響パラメータに注目し、フォルマント周波数分析を行いその安定性を計測した。また、人間による音声の明瞭度(語音明瞭度)の測定や、音声認識装置による認識率(機械による語音明瞭度に相当)の測定を行い、音声の不安定性とその対応について研究を行った。その結果、不随意運動に基づく不安定な要因を他の手段でカバーし、障害児が目的とする意思表示を迅速に行うことのできる機器を設計する基礎的データが得られた。以上のごとく、重度障害児の意志表出動作における、不随意運動に基づく不安定要因を取り除くための基礎資料を得る当初の目的を達成し、研究を終了した。

報告書

(4件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 末田 統: "重度脳性マヒ児の上肢運動パターンの3次元計測" 第6回リハ工学カンファレンス講演論文集. 259-260 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小栗 雅美,末田 統: "構音障害児の音声パラメータの計測ー麻痺性構音障害を中心にー" 第6回リハ工学カンファレンス講演論文集. 371-374 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小栗 雅美,末田 統: "構音障害児の音声の安定性について" 第17回感覚代行シンポジウム発表論文集. 119-124 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小栗 雅美,英 美和子,末田 統: "構音障害児の音声の安定性について(第2報)" 第7回リハ工学カンファレンス講演論文集. 151-156 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] O.Sueda et al.: "Stabiliby and Instability of Pysarthric Sound of Cerebral Palsy Children" Proc.of ECART2. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M. Oguri et al.: "Stability of Dysarthric Sound (2nd Report)" Proc. of 7th JCART. 152-156 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] O. Sueda et al.: "Stability and Instability of Dysarthric Sound of Cerebral Palsy Children." Proc. of ECART 2nd.(1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小栗 雅美.英 美和子 末田 統: "構音障害児の音声の安定性について(第2報)" 第7回リハ工学カンファレンス構演論文集. 151-156 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] O.Sueda et al.: "Stabiliy and Instabilty of Dysarthric Sound of Cerebral Palsy Chidren" Proc.of ECART2. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 末田 統: "重度脳性マヒ児の上肢運動パタ-ンの3次計測" 第6回リハ工学カンファレンス論文集. 259-260 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 小栗 雅美,末田 統: "構音障害児の音声パラメ-タの計測ー麻痺性構音障害を中心にー" 第6回リハ工学カンファレンス論文集. 371-374 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 小栗 雅美,末田 統: "構音障害児の音声の安定性について" 第17回感覚代行シンポジウム論文集. 119-124 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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