研究課題/領域番号 |
02453013
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理化学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡田 正 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (40029442)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | 光解離 / ミクロ拡散 / ヘテロダイマ- / テトラアリ-ルヒドラジン / 前期解離 / ピコ秒分光 / テトラフェニルヒドラジン / アントラセンヘテロダイマ- / 光シクロ附加 / 環開裂 |
研究概要 |
1.アントラセンージハロベンゼンヘテロダイマ-の光解離ダイナミクス アントラセンージクロロベンゼンヘテロダイマ-は中間体のビラジカル状態を経て光解離することが実測されるが、ジフロロベンゼンとのへテロダイマ-ではその蛍光寿命と生成したアントラセン励起一重項の立ち上がりは一致している。低温マトリックス中でヘテロダイマ-を励起した場合に観測されるアントラセン蛍光スペクトルは通常のアントラセンの場合に較べて約10nm長波長側へシフトしており、光解離直後に生成した励起アントラセンと基底状態ジハロベンゼンとはごく近傍に特定の配置で存在しているものと考えられる。従って、アントラセン蛍光の時間依存性を詳しく観測することによって、光解離反応直後のミクロな拡散ダイナミクスを調ベることが出来る。cisーデカリン中で観測した自由なアントラセンの蛍光の0ー0バンドの立ち上がりに数十ピコ秒かかっていることを見いだした。今後この過程を詳細に調べることにより、ミクロ拡散過程に関する分子論的情報が得られるものと期待される。これにより本研究の当初の目的の1つは達成された。 2.テトラアリ-ルヒドラジンの光解離機構 テトラフェニルヒドラジンおよびそのメチル置換体の励起状態におけるNーN結合の切断を直接測定した。その温度効果と励起波長依存性の測定から、蛍光状態での結合解裂は前期解離機構として説明された。pーテトラトリルヒドラジンの場合、ヘキサン中の前期解離活性化エネルギーは1480cm^<ー1>、頻度因子1.3x10^<13>s^<ー1>を得た。
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