研究課題/領域番号 |
02454047
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
園芸・造園学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中村 一 京都大学, 農学部, 教授 (20026397)
|
研究分担者 |
柳 五郎 (株)湘南グリーン, サービス, 研究員
丸山 宏 京都大学, 農学部, 助手 (30157416)
YANAGI G Syonan-Green-Service Inc.,Research fellow
|
研究期間 (年度) |
1990 – 1992
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1990年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 大正期 / 大正デモクラシー / 公園 / 国立公園 / 国有林 / 都市計画法 / 土地区画整理 / 観光 / 都市問題 / 大衆 / 社会 / 国立公園法 / ツ-リズム / 帝国議会 / ジャ-ナリズム / 耕地整理法 / 土地収用法 |
研究概要 |
本研究の目的は大正期における公園の背景にある社会・経済的諸条件を検証しすることにある。以下、各章の概要を述べ最終年度のまとめとしたい。 第1章「大正期内務省の公園調査の背景」 産業化の進展にともなう都市問題に対応すべく1919年4月に都市計画法公布が公布される。これを契機に公園の全国的調査が内務省によっておこなわれた。その公園調査から当時の公園行政の状況についい論述した。 第2章「土地区画整理事業における公園問題」 「都市計画の母」と呼ばれた土地区画整理手法による公園地取得の問題を関東大震災後の東京および名古屋、大阪の両都市の区画整理公園の歴史的展開について論述した。 第3章「大正デモクラシー期における公園と社会」 日本近代社会における最初の民衆運動は大正デモクラシー期(1905-1925)にあらわれた。この一連の民衆運動の展開する過程で示威運動の拠点となった公園の意味を考察した。 第4章「大正期における官林地公園の基盤的変化」 官林地の地理行政から山林行政への転換期における公園問題を取り上げる。大正期における官林地公園は、一時的な保存林的性格から森林法が適用される永続的な公園制度の組み込まれたものと位置づける。 第5章「国立公園設置運動の展開」 国立公園に関する帝国議会の建議請願の分析を中心に国立公園設置運動の背景を社会・経済的視点から論述した。
|