研究課題/領域番号 |
02454050
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
園芸・造園学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
輿水 肇 明治大学, 農学部, 教授 (60012019)
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研究分担者 |
岩河 信文 明治大学, 農学部, 教授 (50184859)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1991年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 樹木活力度 / 土地自然評価 / 景観評価 / 空間機能評価 / 緑地空間総合評価 / 自然保全型開発 / 環境影響評価 / 環境モニタリング / 自然環境特性 / 緑地機能 / 丘陵地 / 自然潜在力 / 環境評価 / 住宅地開発 / 生物的潜在環境 / 評価関数 / メッシュマップ |
研究概要 |
多くの自然要素の一次指標となる樹木の「活力度」を目的変数とした土地自然評価モデル関数を使った土地の潜在環境の評価結果に、重層的に適用できる緑を主体とする土地の機能評価関数(線型モデル)を開発し、地域開発における物的な自然環境の変化予測評価に資する方法論的基礎を得た。その結果は以下のようにまとめられる。 1.首都圏の多摩丘陵の開発事例の中から、保全緑地と創出緑地が程よく配置された地区を対象に、これまでに開発した土地自然評価モデル関数を使って、計画地あるいは計画案の生物的潜在環境の評価を試みた。 2.土地自然の評価が生態、空間機能、景観という、環境の生物的、物理的、視覚的な三つの側面からの理論的枠組みをおこなった。 3.緑の生態的評価図を可視化し、この景観評価の手法を検討した。 4.土地自然や緑の空間機能的評価の指標を、林地、農地、その他の公園緑地について類型的に整理した。保全緑地から回復緑地までの機能評価を、マクロ、メソ、ミクロの大きさに分け、それの総合化を試みた。 5.土地自然の物的な機能評価のための総合評価を、雨水浸透能、気象緩和効果と緑の大気汚染緩和効果、防音・防塵効果などをもちいて一次線型モデルとして求めた。 6.土地自然の機能評価の評価項目の優先順位と、項目相互間の関連性分析を各種機能の心理実験の結果を因子分析することにより求めた。 7.ここまでに得られた緑の機能効果関数をもちいて、評価対象地の緑の総合評価を図面上で行なった。 8.以上の作業を通して、住宅地の緑の生物的、機能的総合評価図の作成を試みた。
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