研究課題/領域番号 |
02454112
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
平野 寛 杏林大学, 医学部, 教授 (10086481)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1991年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1990年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | 生体膜生合成 / 免疫組織細胞化学 / in situ ハイブリダイゼイション / 内在性β-ガラクトシド結合性レクチン / グルコース輸送体 / 分化 / 発生 / 悪性化 / in situハイブリダイゼイション / 生体膜 / 生合成 / 組織細胞化学 / グルコ-ス輸送体 / ビタミンA / 細胞内骨格 |
研究概要 |
主として免疫組織細胞化学的手段により、光顕的並びに電顕的にin situで検討し、下記の結果を得た。 (1)ニワトリ胚皮膚(表皮,真皮/in ovo及びin vitro系)における内在性β-ガラクトシド結合性レクチン(分子量14KD及び16KD)の分布パターンは、分化に際し角化過程と密接に関連して変化する。2種類のイソレクチンの分布パターンは、粘液化生を来した表皮では異なるが、真皮では類似する。遺伝子発現はレクチンの出現と軌を一にする。細胞下レベルでの局在パターンも角化過程と明らかに関連し、デスモゾームの果たす役割が注目される。β-1,4ガラクトース転移酵素の分布パターンも並行して変化する。 (2)マウス性腺細胞を構成する複合糖質糖構造が分化に伴い変化する(in vivo及びin vitro系)。とりわけ未分化精巣に対するtunicamycin(TM)の効果を検討した。 (3)ヒト子宮体部腺では、糖鎖抗原(主としてLewis-b)及び腫瘍関連性ガラクトース転移酵素(galactosyltransferase associated with tumor)の分布パターン並びに細胞下レベルでの局存が、悪性化すると変化する。就中、ゴルジ装置内での局在、細胞膜レベルでの部位差の変化を来す要因として、糖構造が密接に関与すると考えられる。 (4)グルコース輸送体(GLUT:Na^+依存型)の各種組織における分布並びに細胞下レベルでの局在をスクリーニングし、その機能を追究した。就中、多くの細胞の細胞膜に存在するGLUT1と、細胞内膜系に存在するGLUT4とのキメラ分子をCHO細胞で発現させ、ターゲッティングの機構を検討した。
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