研究課題/領域番号 |
02454273
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
福井 弘 奈良県立医科大学, 医学部・小児科, 教授 (20075104)
|
研究分担者 |
西村 拓也 奈良県立医科大学, 医学部(小児科), 助手 (00192253)
西野 正人 奈良県立医科大学, 医学部(小児科), 講師 (60164571)
嶋 緑倫 奈良県立医科大学, 医学部(小児科), 講師 (30162663)
高橋 幸博 奈良県立医科大学, 医学部(新生児病室), 助教授 (60142379)
藤村 吉博 奈良県立医科大学, 医学部(輸血部), 助教授 (80118033)
西久保 敏也 奈良県立医科大学, 医学部(新生児病室), 助手 (20208169)
中島 充 奈良県立医科大学, 医学部(小児科), 講師 (30183510)
宮田 茂樹 奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (20239411)
阪井 利幸 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (10175359)
|
研究期間 (年度) |
1990 – 1992
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1990年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
|
キーワード | von Willebrand病(VWD) / von Willebrand因子(VWF) / VWF-Subunit / VWD TypeI / VWD TypeIIA / VWD TypeIIC / VWD TypeIID / VWD TypeIII / von Willebrand病(vWD) / von Willebrand因子(vWF) / vWF-Subunit / vWD Type I / vWD Type IIA / vWD Type IIC / vWD Type IID / vWD Type III / von Willebrand病 / vWD typeI / vWD typeIIA / vWD type / vWD Normandy rariant / vWF / 第VIII因子(F.VIII) / vWF遺伝子 / RFLPs / VNTR / 結合能 |
研究概要 |
1.VWD各病型のVWF-geneの解析 (1)TagIポリモルフィズム患者白血球よりDNAをTcagIで切断し VWFのcDNA3'末端3.3kbフラグメントをプローブとしRFLPを行った。正常人の12-13本のバンドのうち、3.3kbあるいは2.6kbのバンドがポリモルフィズムを示し、ヘテロ接合体出現率は40%であった。VWD9例(TyPeI3、IIA4、IIB1、IIC1)ではヘテロ接合体を示し家系内で異常が65%であった。遺伝子欠失は認めなかった。 (2)VNTR VWF遺伝子のイントロン40に6-14個のATCTのrepeatが見られる。VWD患者11例(I6、IIA3、IIB1、IIC1)中7例がヘテロ接合体が存在した。 (3)VWD患者の遺伝子異常 第VIII因子との結合能を欠くVWDの新亜型の本邦第1例を検索した。本例ではArg53→TrpとArg87→Thrに置換していた。TyPeIIBの1例ではArg54→CysとAla618→Thrに変異していた。 TypeIICの1例では点変異はみとめられなかった。 2.VWD各病型血漿中のVWF-Subunitの解析 血漿VWFを直接還元后、Subnit bandを解析した。正常血漿では24OKD、216、194、164、144の5本band.より構成されていた。TypeI9例中5例、TypeIIA6例中2例、TypeIIB1例、TypeIIC1例およびTypeIID1例は正常と同様の構成であったが、TypeI4例では200KDのbandが余分に出現していた。 又、IIA4例では144KDに代り、136、KDのbandが出現していた。TypeIIIではすべてのbandが出現しなかった。VWFは流血中のPrcteaseにより、すでに切断されていると考えられる所見であった。
|