研究課題/領域番号 |
02454326
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 福井医科大学 |
研究代表者 |
村岡 隆介 福井医科大学, 医学部, 教授 (10026924)
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研究分担者 |
千葉 幸夫 福井医科大学, 医学部, 講師 (30111959)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 乳児期心筋保護 / セレン欠乏 / ス-パ-オキシド・ディスムタ-ゼ / 過酸化脂質 / 再潅流障害 / UW液 / グルタチオンペルオキシダ-ゼ活性 |
研究概要 |
トルラ酵母を主原料としたセレン欠乏食で約2ケ月飼育した成熟ラット(セレン欠乏食ラット)を用いて、実験1を行った。<実験1>摘出心をランゲンドルフ潅流装置に接続し、95%O_2,5%CO_2の混合ガスで酸素加した37℃のmodified KrebsーHenseleit液(KーH液)で潅流し、安定したところで、左房より13cmH_2Oの圧で潅流するworking heart modelとした。心機能指標として、心拍数、左室圧、大動脈圧、LVmax dp/dt、冠動脈血流量、心拍出量を測定し、前値とした。これを、(1)群、St.Thomas液、(2)群St.Thomas液+ス-パ-オキシド、ディスムタ-ゼ(20万単位/l)を55cmH_2Oの圧で2分間冠動脈内に潅流し、35℃60分間の心停止とした。60分後、37℃のKーH液で再潅流を行い,15分間のランゲンドルフ潅液後、working heart modelとして、30分後に上記の心機能を測定し後値とした。前値に対する回復率として求め、(1)(2)群で比較した。その後摘出心をを液体窒素で瞬間凍結し、八木の方法で心筋内過酸化脂質を測定し、(1)(2)群で比較した。 <実験2>現在、臓器移植のための臓器保存液として使用されているUW液(Wisconsin大学液)はK^+が120mEq/lであるが、これを心筋保護液として使用するため、K^+を25mEq/lに減少させて作成し、modified UW液とした。成熟ラットを用いて、実験1と同様な方法で、前値を測定した。(3)群 St.Thomas液、(4)群.modified UW液として、実験1と同様に心停止を行い、後値を測定し、(3)(4)群で比較する。その後、摘出心を乾燥器で乾燥させ、乾重量/湿重量を測定し、(3)(4)群で比較する実験を現在進行中である。〔結果〕実験1はnの数が、まだ少し足りずに、統計処理ができていない。
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