研究課題/領域番号 |
02454365
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小柳 知彦 北海道大学, 医学部, 教授 (80001923)
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研究分担者 |
小林 真也 北海道大学, 医学部附属病院, 助手 (80221240)
信野 祐一郎 北海道大学, 医学部, 助手 (70216232)
出村 孝義 北海道大学, 医学部, 助手 (00133827)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
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キーワード | Sphincter dyssynergia / 単一運動単位 / Subtype分類 / 尿道反射 / α_1ー受容体 / オ-トラジオグラフィ / 前立腺 / Radical TURP / sphincter dyssynergia / subtype分類 |
研究概要 |
1.Sphincter dyssynergia(S.D.)をBlaivasに順じType 分類するとType 3>2>1の順で排尿障害はより強度であった。単一運動単位(SMU)の解析から蓄尿期のSMUが排尿期に如何様に変化するかに従いS.D.のsubtype分類を検討するとSMUが増強・不変のもの(A2)が減少(A1)消失するもの(A0)に比し排尿障害はより強度であった。なおほぼ全例で排尿期には蓄尿期には認められなかった新らたな運動単位の出現を見た(B1)。αー交感刺激にて既存のSMUの頻度の増加、新らたな運動単位の出現を見、同時に測定した尿道内圧検査では除神経過敏反応とも一到する内圧の上昇を認めた。また硬膜外白金電極を用いた馬尾神経刺激による外尿道括約筋誘発筋電図ではαー交感刺激で増幅される誘発電位は潜時(6msec)の短い単位の方であった。従来より仙髄排尿中枢が高位排尿中枢との経路を遮断された事で惹起される脊髄性の尿道反射の異常としてとらえられてきたS.D.であるが以上の所見は排尿促進性の膀胱尿道弛緩反射(Barrington's Vth)及び尿道尿道弛緩反射(Barrington's IVth)の不全を裏付けるだけでなくこの尿道反射の異常に脊髄を介さず尿道壁内の神経節に由来するいわゆるαー交感系短交感枝を介したinfraspinalshort circuit reflex(Elbadawi)も関与し、これによって外尿道括約筋の活動が亢進している事を伺かわせた。2.オ-トラジオグラフイ-を用いたα_1ー受容体の前立腺内局在の検討では線維筋性の間質に特異結合を認めその定量的解析では中心領域(CZ)>preprostatic sphincter>辺縁領域(PZ)の順で有意(P<0.05)の差異を認めた。PZの間質にα_1ー受容体を認めた事はpreprostatic sphincter同様泌尿生殖洞由来とされるPZが尿道括約筋の一部として作用しているとする考えと矛盾しないものであった。3.術前後のSMUの比較検討からradical TURPのS.D.に対する有効性は異常な尿道反射の是正によるものと考えられた。
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