研究課題/領域番号 |
02454451
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
|
研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
松尾 悦郎 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (60084737)
|
研究分担者 |
三宅 亘 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (30219753)
豊田 實 神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (30130925)
|
研究期間 (年度) |
1990 – 1991
|
研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
|
配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
|
キーワード | 応力測定 / 表面応力 / リンガルバ- / 下顎骨 / 応力解析 / モ-ダル解析 / 応力パ-タン |
研究概要 |
当教室の非接触型応力測定システムに、今回の科学研究費によって導入されたデ-タ処理プログラムが加わったことにより一連の解析システムの精度が向上し、計測結果の表示方法も向上することができ、デ-タ処理のスピ-ド化と共に得られたデ-タの解析も詳細に検討することが可能となった。測定試料として選んだものは、基礎実験として、CoーCr製合金板縦50mm、横30mm、厚さ0.6mm質量8.4gを使用した。また、パ-シャルデンチャ-の構成要素の1つであるリンガルバ-の形態を、実際に臨床で使用されている3種類を想定し、その形態差が応力分布に与える影響を検討した。更に、補綴装置を受け入れる側として、従来その形状の複雑さから、応力解析が困難とされていた顔面頭蓋の下顎骨の表面応力の測定を試み、以下のような結果を得た。 1 新規導入したデ-タ処理ソフトプログラムは応力分布の表示、読み取り、解析やデ-タの保存に有用であった。等高点表示は、応力分布のエリア的読み取りに、ラインプロットは任意の2点間の応力値を連続的に知る上で、マウンテンプロットは発生している応力の部位、大きさ、位相差を立体的に観察する上で、各々有用であった。 2 今回の測定試料で、金属材料のような均一な等方性材料は応力分布も複雑ではなく、荷重点直下、試料固定部等に半波紋状の等比的応力集中が観察された。それに対して、下顎骨のような形状、構造の複雑なものは、荷重点直下で応力は急激に減少するものの、その後下顎下縁、下顎枝後縁等骨の形態的には隅角部や、くびれている部分に同位相の応力集中が見られた。
|