研究課題/領域番号 |
02454465
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児・社会系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
石川 博之 (1991) 北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (20184492)
工藤 章修 (1990) 北海道大学, 歯学部, 講師 (10133745)
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研究分担者 |
土門 卓文 北海道大学, 歯学部, 助手 (50217618)
脇田 稔 北海道大学, 歯学部, 教授 (40018916)
山村 雅彦 北海道大学, 歯学部, 助手 (90220441)
中村 進治 北海道大学, 歯学部, 教授 (80001791)
石川 博之 北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (20184492)
今井 徹 北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (40160030)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1991年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1990年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | 矯正的歯の移動 / 三次元的再構築 / 無細胞帯 / 内変性帯 / 直性性骨吸収 / 穿下性骨吸収 / 背部骨吸収 / 破骨細胞 / 内方性帯 / 直接性骨吸収 / 矯正的歯牙移動 / 組織学的検索 / 応力分布 |
研究概要 |
1.歯に矯正力を加えた際の歯周組織の初期変化について 実験動物(ネコ)に対して、矯正力として100g4日間、100g7日間、200g4日間、200g7日間の条件を設定し、上顎犬歯の遠心移動を行なった。 (1)組織学的観察 すべての実験歯において歯頚部圧迫側歯根膜に変性組織が観察された。これらは、ヘマトキシリンーエオジン染色でエオジン好性の均質で無構造な領域(無細胞帯)と、その間にはされた線維芽細胞の核の濃縮した変性領域(内変性帯)に区別された。 (2)組織切片の三次元構築像からの観察 変性組織については、すべての実験歯の歯頚部圧迫側歯根膜に、限局した内変性帯とそれを環状に取り囲むように存在する無細胞帯が観察された。破骨細胞については、4日間例でいずれも無細胞帯の周囲に少数が観察された。7日間例においては、矯正力の大きさが100gの場合、破骨細胞は圧迫側である遠心から頬側を通り、近心根尖側にいたるまで広範囲に分布しており、また歯根膜に近い骨髄内には背部骨吸収が認められた。一方、矯正力の大きさが200gの場合、破骨細胞は歯頚側と根尖側にわかれ狭い分布を示し、さらに歯槽骨のかなり深部の骨髄にまで背部骨吸収が観察された。これより、100gの力の方が200gの力に比べ、歯の移動に対してより至適な矯正力であったと考えられた。 2.歯の三次元的移動量の計測について 歯の三次元的移動量の計測については、実験前後でネコから歯列模型を作製し、歯列模型三次元形測定装置によりその表面形状を詳細に計測した。その際、水平、垂直測定精度を、ともに0.05mmまで可能とする改良を加えた。
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