研究課題/領域番号 |
02454503
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
小島 操子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (50035333)
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研究分担者 |
鈴木 久美 聖路加看護大学, 看護学部, 助手 (60226503)
田中 京子 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (90207085)
渡邊 真弓 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (80201234)
手島 恵 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (50197779)
田村 正枝 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (30155270)
山本 俊一 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (00009870)
日野原 重明 (日野 原重明) 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70054575)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 高齢者 / 尿失禁 / 尿失禁に対する意識 / 尿失禁に特有な因子 / 尿失禁発生・増悪の予測 / 予防・緩和の方法 / 判別式 / 尿失禁に対する看護婦の意識 / 尿失禁に対する患者の考え方 / 発生・増悪に関与する因子 / 因子関相互の関連 / 関与度 / 発生要因 / 対処法 |
研究概要 |
本研究は、以下の目的で平成2年度から3年間にわたって行った。 (1)高齢者の尿失禁の発生状況や発生に関わると考えられる身体的、心理的、環境的要因および対処の実態を明らかにすること(2)尿失禁の原因や増悪に関与する因子を探索し、それらの因子がどのように関連しているかを解析する(3)尿失禁の予防および緩和・自立の方法を検討する。 初年度は、尿失禁の予防および緩和・自立の方法を検討する上での基礎資料を得るために、病院・老人ホームで65齢以上の尿失禁経験者とその受持ち看護婦・介護者を対象とした面接および参加観察と、尿失禁に対する医師や看護婦、介護者の意識を明らかにするための質問紙調査を行った.その結果、身体的要因として「歩行障害・寝たきり」、物理・化学的要因として「留置カテーテルの挿入」、心理的要因として「意欲の低下・うつ」、環境的要因として「間に合わない」等が組合わされて尿失禁を発生・増悪させていること、および尿失禁に対する医師や看護婦、介護者の意識が明らかになった. 平成3年度は、尿失禁に特有な因子の探索と因子間の関連および尿失禁を予測する判別式を明らかにするために、一般・老人病院に入院している高齢者(失禁群・非失禁群)とその受持ちの看護婦を対象として、平成2年度の調査結果をもとに作成した質問結果をもとに作成した質問紙を用いた面接を行った。その結果、尿失禁の発生・増悪に特有な12因子が明らかとなり、これらをもとに「尿失禁に対する看護婦の意識」「尿禁制力」「知的状態」「尿失禁に対する患者の考え方」の4因子による判別式が明らかとなった。 平成4年度は、この判別式の信頼性、有効性とその適用の現実性を明らかにするために予測・判別のための質問紙を用いた面接を行った。その結果、判別式の信頼性、有効性が明らかとなり、尿失禁の予防および緩和・自立の方法として看護婦の意識に働きかける重要性が示唆された。
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