研究課題/領域番号 |
02454505
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
田村 泰 千葉大学, 医学部, 助教授 (90009671)
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研究分担者 |
寺野 隆 千葉大学, 医学部, 助手 (70237006)
平井 愛山 千葉大学, 医学部, 助手 (10189813)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1992年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1991年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1990年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | エイコサペンタエン酸 / コレステロール / マクロファージ / 酸化LDL / プロスタサイクリン / 過酸化脂質 / シクロオキシゲナーゼ / 抗酸化剤 / 動脈硬化 / 多価不飽和脂肪酸 / エイユサペンタエン酸 / 泡沫細胞 / マクロファ-ジ / 抗酸化作用 / 単球 / コレステロ-ルエステル / アセチルLDL / 魚脂 |
研究概要 |
エイコサペンタエン酸(EPA)の泡沫細胞形成抑制作用:ラットに精製EPAを投与して得られたEPA-richな腹腔マクロファージにおいては対照と比較してコレステロールの蓄積が減少していた。又その際アセチルLDLの受容体数が減少しており、これらの成積はEPAに泡沫細胞形成抑制作用があることを示している。又EPA-richのマクロファージブの血小板由来増殖因子の産生が強く抑制されていることが判明した。 EPAの酸化LDL産生抑制作用:ラビットにEPAを投与し得られたEPA-richのLDLをCaの存在下でのLDLの酸化度をMDA値をもって表示した。興味ある所見としてEPA-richのLDLでは過酸化脂質の産生が低下しており、酸化LDL産生が抑制されることが判明した。 EPAの血管平滑筋細胞増殖抑制作用:オレイン酸やリノール酸にはラット血管平滑筋細胞抑制作用は殆んどみられなかったが、EPAやDHAには強い増殖抑制作用がみられた。EPAの方がDHAよりもより強い増殖抑制作用がみられた。 血管平滑筋細胞におけるEPAのプロスタサイクリン(PGI_2)産生促進作用:EPA投与によりEPA由来のPGI_3のみならず、アラキドン酸(AA)由来のPGI_2の産生え進がみられる。この場合抗酸化剤を添加するとこのPGI_2産生え進が抑制されることを見出した。このことは増養血管平滑筋細胞に於て産生されたEPA由来の少量の過酸化脂質がシクロオキシゲナーゼ活性を刺激しその結果PGI_2産生が増加する可能性を示唆している。 以上の成疑よりEPAに抗動派硬化作用があることが明日となった。
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