研究課題/領域番号 |
02454522
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
押味 和夫 東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (40089991)
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研究分担者 |
赤星 雅 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40150974)
高橋 正知 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90119991)
泉二 登志子 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (00101808)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1990年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | bispecific抗体 / 急性白血病細胞 / LAK細胞 / 白血病コロニ-アッセイ / apoptosis / AML / ヘテロ抗体 / キラ-T細胞 / 急性リンパ性白血病 |
研究概要 |
1)bispecific抗体の作製 CD10を認識するモノクロ-ナル抗体のFab′を抗CD3Fab′モノクロ-ナル抗体と結合した、抗CD3Fab′×抗CD10Fab′ bispecific抗体を作製した。次に同様な方法で抗CD3Fal′×抗CD13Fab′ bispecific抗体を作製した。 2)bispecific抗体の特異性の検討 抗CD3×抗CD10抗体はlymphokineーactivated killer(LAK)細胞によるCD10陽性急性リンパ性白血病(ALL)細胞障害作用を特異的に増強した。同様に、抗CD3×抗CD13抗体はLAK細胞によるCD13陽性急性骨髄性白血病(AML)細胞障害作用を特異的に増強した。 3)白血病コロニ-アッセイ 抗CD3×抗CD13抗体の添加により、LAK細胞によるAML細胞芽吠コロニ-形成抑制作用はさらに増強させた。したがってこのbispecifi抗体はAMLのコロニ-形成細胞をも認識し、これを抑制することが明らかにとなった。 4)標的細胞障害の機序 電顕を用いて、LAK+bispecificと抗体がCD13^+AML細胞をどのような機序で障害するかについて検討した。その結果、AML細胞はapoptosisに特微的な形態変化を呈した。
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