研究課題/領域番号 |
02454526
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所 |
研究代表者 |
渡辺 智正 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 生化学部, 室長 (10100174)
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研究分担者 |
正木 茂夫 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 生化学部, 主任研究員 (10157175)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | マウス / DNA多型 / RFLP / 染色体マッピング / バッククロス群 / MRL系統 / 自己免疫疾患 / リンケージ / PCR多型 / 野生マウス / 形態形成異常 / マウス第5染色体 / MRLマウス / 自己免疫疾患遺伝子 / リンケ-ジ / スフィンゴミエリネ-ス / ニ-マンピック病 |
研究概要 |
近年の遺伝子工学技術の進展により、多型検出の技術が著しく進みつつある。制限酵素を用いたRFLP法、ミニサテライトDNAを利用したPCR法でもって疾患マウスの染色体地図(リンケージマップ)はきわめて精密なものになっている。私たちは、それらのDNA多型と日本野生マウス由来系統を用いたinterspecific backcrossを組合わせた三点法による染色体マッピングを行っている。三点法による染色体マッピングは番地まで決定できることと、種々の遺伝子(毛色、形態、免疫、タンパク、DNA)を同一のレベルでマッピングできるという利点がある。3年間の研究成果として、異常リンパ球の増殖、血管炎、糸球体賢炎を自然発症する自己免疫マウスMRL系統の原因遺伝子lprの染色体マッピングに成功した。第19染色体以外の標識遺伝子とは全て否定的なリンケージ結果を得たが、第19染色体の標識遺伝子とのみ有意なリンケージを示した。すなわち、その標識遺伝子として8番地にあるLy-44(lymphocyte antigen-44)と29番地にあるTat(terminal deoxynacleot:dyl transferase)を用いた。Ly-44はBgl11で、TatはBamHIでRFLPが観察された。バッククロス群におけるlpr遺伝子との組換え率を算出したところ、lprとLy-44間は22/116=19%、lprとTdt間は7/116=6%、さらにLy-44とTar間は25/116=22%であった。これらの結果から、lpr遺伝子は第19染色体に存在し、その順序はセントロメア側からLy-44-(19cM)-lpy-(6cM)-Tdtとなり、lpr遺伝子は23番地に位置していることが決定された。この番地にはT-ce11の細胞死を引き起こすFasantigenもマッピングされ、現在その分子レベルでの解明が行われている。
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