研究課題/領域番号 |
02455013
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 幹二 京都大学, 原子エネルギー研究所, 教授 (40027123)
|
研究分担者 |
東野 達 (東野 進) 京都大学, 原子エネルギー研究所, 助手 (80135607)
伊藤 正行 京都大学, 原子エネルギー研究所, 助手 (80109066)
|
研究期間 (年度) |
1990 – 1992
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1991年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | エアロゾル / レーザー照身 / レーザー加熱 / 複合材料粒子 / 超微小粒子 / レーザー照射 / レ-ザ-照射 / 粒子加熱 |
研究概要 |
1.レーザー照射実験用4重極セルの理論的・実験的検討:4極子型セルを試作し、単粒子気中保持のための性能について理論計算を行なって、粒子安定保持のための操作条件を明らかにした。また10μm前後の炭素単粒子を用いてその安定保持条件が理論計算結果と良く一致し、数時間にわたって安定保持されることを確認した。また、条件によっては粒子集団も疑似安定的に気中保持が可能なことを確認した。 2.粒子・雰囲気ガス・照射光などの異なる各種条件下での粒子加熱効果:(1)種々の粒子材料(水、鉛、炭素)、粒径(1-50μm)、レーザー波長(可視、赤外)、レーザー強度(10^6-10^7W/m^2)、媒質ガス(N_2、He、Ar)について、粒子加熱速度、平衡温度、局所エネルギー吸収を計算し、有効粒子加熱を行うための諸条件について検討した。(2)4極子型セル内に保持した粒径10μm前後の炭素粒子を赤外波長領域レーザーで照射加熱し、光子相関法によって求めた拡散係数の変化すなわち温度上昇が、理論計算値とほぼ一致することを確認した。また、通常光子相関法に用いられるレーザー照射強度では、粒子加熱効果はほとんど無視しうることを理論的・実験的に確認した。 3.レーザー照射下における粒子の動力学:上記セルとビデオ追跡カメラの組み合わせによって、各種レーザー(可視および赤外)照射下における粒子移動軌跡を実験的に追跡し、粒子軌道計算と対比して、粒子に作用する光泳動力の計測が可能なことを示した。 4.複合材料・凝集粒子のレーザー照射下における挙動:ナノメーターオーダーの超微小銀粒子を作成し、その分散性を保持しながら粒子濃度を濃縮するための手法を開発して、その物性を検討している。
|