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江戸図のコンピュ-タ処理とそれを利用した江戸図デ-タベ-スの作成

研究課題

研究課題/領域番号 02455014
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 広領域
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

黒川 隆夫  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (00029539)

研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
200千円 (直接経費: 200千円)
1991年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
キーワード江戸図 / デ-タベ-ス / 射影変換 / 街区 / 地図 / 古地図 / ハイパ-メディア
研究概要

江戸時代の江戸の地図すなわち江戸図は,歴史と地誌の資料としてのみらなず,都市の社会的発展および江戸住人の都市観の変遷を知るための貴重なデ-タである。しかし江戸図は多様な形式で描かれており,相互比較が因難で,多面的な活用が進んでいない。多数の江戸図をコンピュ-タにより統一された枠組で比較・解析するための各種手法とそれを利用したデ-タベ-スの構築を目的として以下の研究を行った。
1.まず江戸図と近代図の資料収集を行い,江戸図を四辺形を基本とした街区に分割して扱う方法を検討し,街区の外形を座標値によってコンピュ-タに入力する方法とコンピュ-タ内でのデ-タ構造を決定した。
2.江戸図をコンュ-タに入力し,江戸図街区とそれに対応する近代図の街区の間の相互写像を射影変換によって表現する手法を開発した。この結果江戸図を正確な地図にリマッピングすることが可能となった。
3.2.の射影変換パラメ-タを用いて正確な地図における単位正方形に対応する江戸図上の形状を街区ごとに導く方法を検討し,これによって江戸図のゆがみを表現することができることを確認した。
4.江戸図デ-タベ-スのデ-タ構造として,リマップされた各江戸図を1つのレイヤ-に描き,それより任意の江戸図,近代図,テキストなどを重ねて表示可能なものを採用した。この結果,近代図の形式に変換した多数の江戸図を同特に重ねて見ることが可能になり,相互比較,時間的変遷などの把握が容易となった。
5.江戸市街景観に関する関連資料り一部を江戸図と組み合せて,多様で立体的なデ-タベ-スを構築するための構造としてハイパ-メディアを選び,他の各種資料のコンピュ-タ内での扱いについても検討した。今後の課題として,江戸図デ-タの大量入力,関連資料と地図とのリングを含めたハイバ-メディアの構築がある。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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