研究課題/領域番号 |
02554002
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菅原 真澄 東北大学, 理学部, 教授 (30004287)
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研究分担者 |
中里 俊晴 東北大学, 理学部, 助手 (00172289)
浦澤 茂一 東北大学, 理学部, 助手 (80004381)
玉江 忠明 東北大学, 理学部, 助教授 (10124174)
小山田 正幸 東北大学, 理学部, 助教授 (90004358)
山川 達也 東北大学, 理学部, 教授 (70013373)
今野 収 (今野 收) 東北大学, 理学部, 助手 (90004449)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
1992年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1991年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1990年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | パルスビームストレッチャ / RF加速 / 連続電子線 / ビーム負荷 / パルスビ-ムストレッチャ / ビ-ム負荷 / RF加速空洞 |
研究概要 |
東北大学理学部原子核理学研究施設の150MeVパルスビームストレッチャリング用にRF加速系を開発製作し加速試験を行った結果、約10mAの連続電子ビームを約3秒間蓄積することに成功した。この時のビームの寿命は主にリングの真空圧力(1×10^<-6>Torr)によって決められていることが分った。 このRF加速系の加速周波数はライナックと同じ2856MHzであり、ライナックの基準信号発生器に位相同期運転されている。設計製作された加速空洞は定在波型の単一空洞で、ビーム口径φ70mm、RFカプラとチューナー用のポートが4カ所付けられている。この空洞のシャントインピーダンスは0.26MΩと低く、入力カプラーの結合定数は27.5と大きく設計されている。これらのパラメータは、0から100mAに300Hzで繰返される速くて重いビーム負荷変動に耐え得るように最適化されたものである。この設計の結果、100mAの負荷変動に対してRF入力が一定(250W)であっても、RF加速の電圧と位相がそれぞれ1%以下、17°以下となることが期待された。 ビーム加速実験の結果、100nsec間に0から10mAにビーム負荷が変動しても加速電圧と加速位相変動は全く観測されず、設計どおりの性能を示した。 今後はストレッチャリングから連続電子ビームを取り出す実験が計画されている。
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