研究課題/領域番号 |
02554010
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体地球物理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
深尾 良夫 名古屋大学, 理学部, 教授 (10022708)
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研究分担者 |
山田 功夫 名古屋大学, 理学部, 助教授 (60022670)
青木 治三 名古屋大学, 理学部, 教授 (20022569)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1990年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | 機動観測 / 火砕流観測 / 広帯域地震計 / 速度型地震計 / 加速度型地震計 / 余震観測 / 火山性微動観測 / ポセイドン計画 / CMG-3地震計 / STS地震計 / 地震計検定 / 臨時地震観測 / 火山観測 / 地震記録システム / 機動観測システム |
研究概要 |
最終年度の研究は大別して2つに分けられる。1つは前年度までに試作した改装CMG-3地震計を用いて、火山性微動の観測を行うこと、もう1つは前年度までの研究でメーカー規格との食い違いが明らかになったSTS-2地震計の感度特性を最終的に確立することである。第1の課題については1991年6月から約1年半雲仙普賢岳で試験観測を行い、特に火砕流に伴う震動記録を数多く記録した。これらの記録には通常の高感度地震計では捉えられない5-10秒の比較的長周期成分が明瞭に含まれており、広帯域地震計の威力を見せている。ビデオカメラによる火砕流記録と震動記録とを比較した結果、火砕流に伴う震動は地表に押し出された溶岩塊がゴロンと斜面を転がり始めるときに出るものであることが分かった。第2の課題については、感度特性が振巾・位相と共に固有周期140秒の速度型地震計との特性等価であることを2つの独立な方法で確認した。これはメーカ規格による固有周期120秒とは大きく異なり、解析にあたって十分な注意が必要である。またSTS-1地震計との並行観測を行い、STS-2地震計は周期50秒以上で地震計台の傾斜変動によるものではないノイズが卓越すること、このノイズは地震計を耐圧容器をかぶせることにより顕著に減少することを見出した。そこでSTS-2地震計用の耐圧容器を製作し、現在これを東海大学敷地内の地下1mに埋設しテスト観測中である(横浜市立大学と防災科学技術研究所との共同研究)。記録は地球潮汐を明らかに捉えており、この耐圧容器の効果の絶大なことを示している。
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