研究課題/領域番号 |
02554015
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理化学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
岩泉 正基 東北大学, 反応化学研究所, 教授 (70006295)
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研究分担者 |
河野 雅弘 日本電子株式会社, 分析機器技術本部, 室長
大庭 裕範 東北大学, 反応化学研究所, 助手 (10176985)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
1992年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | パルスEPR / 時間分解ENDOR / パルスENDOR / パルス化EPR / パルス化ENDOR / パルス化電子・核多重共鳴裝置 |
研究概要 |
本年度は次のような装置の整備を行った。 1.マイクロ波共振器の改善。filling factorを向上させ時間分解能と感度の改善をはかるため、種々のbridged-loop-gap-resonatorを試作した。その結果外径4mm弱の試料管まで使用可能な共振器をつくることができた。この大きさのものは通常のX-band loop-gap-resonatorに比べ非常に大きいもので、感度の向上に有利である。また共振器の結合にgordon couplerを使用したが、これはcouplingの安定度向上に有効であつた。 2.4位相マイクロ波パルス発生器の製作。これは4つの位相をもつ3つのプルス列を発生するもので、3つのパルスの位相関係は任意に設定でき、また3つのパルスの順序も任意に設定できる。これにより、phase cycling法等の導入が可能となり感度、S/N比の向上に有効であった。 3.マイクロ波周波数の高安定化。本装置には長時間にわたるデータの取り込みの間、マイクロ波周波数が充分に安定化している必要があり、このためマイクロ波発振器にガン発振器を採用し、phase locked loop回路により高安定度shynthesizerに周波数をrockする方法を採用した。この結果8.5〜9.5GHzの広い範囲で10^<-8>/dayの高い周波数安定度がえられた。 4.FT-EPRとしての機能化。多重共鳴としてより高度の機能性をもたせるため分光器をFT-EPRとして機能するようにした。そのため信号の検出にquadruture detection法を採用した。 5.核-電子二重共鳴法に時間分解法の導入。過渡課程の観測を可能にした。 その他、計画の一部の実行は次年度にもちこした。
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