研究課題/領域番号 |
02555093
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
船舶抵抗・運動性能・計画
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小山 健夫 東京大学, 工学部, 教授 (10010696)
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研究分担者 |
渡辺 岩夫 東京大学, 工学部, 助手 (70010890)
大和 裕幸 東京大学, 工学部, 助教授 (50220421)
野本 敏治 東京大学, 工学部, 教授 (80011170)
宮田 秀明 東京大学, 工学部, 助教授 (70111474)
梶谷 尚 東京大学, 工学部, 教授 (80010693)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
1991年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1990年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
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キーワード | 工程設計 / CAD / CAM / CIM / 造船設計 / 船舶工作法 / エキスパ-トシステム / プロダクトモデル / 構造モデリング / 船体設計 / Relationship Model / オブジェクト指向 / Smalltalkー80 |
研究概要 |
本年度は、研究最終年度であり、昨年度に検討した、デ-タ構造、推論手法を中心に検討を進め、プロトタイプシステムの構築、完成にあてた。 プロトタイプシステムは、オブジェクト指向環境Smalltalkー80上に作成した。Smalltalkー80を用いた理由は、構造物のプロダクトモデルの観点から、オブジェクト指向の考え方が最も適しているからである。またそれ以外でも、グラフィックス機能が充実していること、プログラミングが容易である等も挙げられる。一方、適当な推論機構がないことは、Smalltalkー80採用に当たって、大きなマイナス要因であったが、OPS83に似た前向き推論機構をSmalltalkー80上に、作成し使用することとした。全体システムが大きいこと等から新規構入した高速ワ-クステ-ション上に構築することが必須であった。 デ-タ構造は、所謂EntityーRelationship modelであり、部品そのものの定義と部品間の関係情報を独立させて持ち、明確に構造物を表現できるようにした。設計段階でのこの情報の生成方法に関しても、検討を行なっている。 推論手法としては、改良Role法を用い、推論にフレキシビリティを持たせ、また実用上非常に重要と考えられる部分構造を取り扱えるシステムとした。 プロトタイプシステムは船体中央部構造に対して適用し、良好な結果を得た。 この研究は、日本造船学会、応用力学連合講演会等で発表し、平成3年度日本造船学会賞等を得ている。
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