研究課題/領域番号 |
02555107
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 八戸工業大学 |
研究代表者 |
庄谷 征美 八戸工業大学, 工学部, 教授 (80006684)
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研究分担者 |
土門 勝司 ショーボンド建設(株), エンジニアリング本部, 部長
菅原 隆 八戸工業高等専門学校, 助教授 (10042152)
月永 洋一 八戸工業大学, 工学部, 助教授 (60124898)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1990年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 非破壊試験 / 強度 / 耐久性 / 品質管理 / 維持管理 / Pull-out法 / Pull-off法 / Figg法 / Pullーout法 / Pullーoff法 |
研究概要 |
1.試験方法および手法の確立 コンクリートの品質を表層部の強度と耐久性の2面から評価する簡易品質判定手法を示し、強度については直接強度を評価する2試験(接着引張強度試験、表層強度試験)、耐久性については透気・透水性を評価する3試験(簡易透気性試験、簡易吸水性試験、簡易透水性試験)を提案した。 2.試験値に及ぼす影響要因 提案する5試験は、配合条件や材令による品質変化を良く反映するが、透気・透水性評価3試験の値は、コンクリートの含水率に大きく影響される。接着引張強度試験は、接着鋼片の直径と骨材最大寸法との関係に注意が必要である。変動係数は、強度評価2試験の場合、最大で20%程度であるが、透気性・透水性評価3試験の場合は、共に最大30%程度と大きく、実用化に向けて更に検討を要する。 3.手法の品質管理および維持管理への適用 強度評価2試験は、表層部コンクリートの強度特性を敏感に捉え、圧縮強度の推定に極めて有用である。両試験値は、劣化したコンクリートおよび表層部緻密化コンクリートや繊維補強コンクリートなどの表層部の強度変化を良く反映する。特に接着引張強度試験は、任意深さの強度評価が可能で応用性が高い。 透気性・透水性評価3試験は、表層部の透気性や透水性を評価するために有用である。また、3試験は、劣化したコンクリートおよび表層部緻密化コンクリートや繊維補強コンクリートなどの表層部の品質変化を捉え得る。3試験は、未だ確立された試験方法とは言い難いが、測定値は評価のための参考値として十分扱えるものである。
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