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土壌水理特性の実用的新試験装置の試作

研究課題

研究課題/領域番号 02555116
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 水工学
研究機関東京大学

研究代表者

虫明 功臣  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (50011060)

研究分担者 弘中 貞之  東京大学, 生産技術研究所, 教務職員 (80218859)
沖 大幹  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (50221148)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1990年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード試験装置 / 保水特性 / 透水特性
研究概要

本研究で試作した土壌水理特性測定装置は、既存のものに比べて以下の諸点で改良が加えられている。
1.水分保持特性試験装置
(1)低サクションは水頭型、高サクションは減圧型で行うことにより、試料を取り外すことなく低吸引圧から高吸引圧まで一貫した試験が一つの装置で行うことができるようになった。これにより試料の欠落、ヒステリシスの介入がなくなった。
(2)一度に6個の試料を試験することができるので、試験効率を大幅にアップすることができる。
(3)測定ビュレットの位置を変えることにより、脱水・吸水両試験が可能となった。
(4)マイクロコンピュ-タ-とセンサ-をオンライン化することで、自動計測が可能になったとともに、結果を画面に出すことで、定常状態に達したかどうかの判断が容易になった。
2.不飽和透水係数測定装置
(1)一定負圧を試料上下面に間隙水を介して直接作用させることができるので、試験時間を大幅に短縮することができる。
(2)試料内に埋め込まれた2つのテンシオメ-タの値を比較することにより、定常状態に達しているかどうかチェックが可能になった。
(3)高サクションでは水が流れにくくなるが、レギュレ-タにより水頭勾配を大きくし、流れ易くすることができる。
(4)マイクロコンピュ-タ-とセンサ-をオンライン化し、自動計測可能となり、画面に結果を表示することで定常状態の判断が容易になった。
両装置とも、オンライン化することにより、定常状態に達したかどうかの判断が容易になった。これにより、測定精度が向上したと同時に測定時間を短縮することが可能になった。さらに、新装置による試験結果と土壌特性指標を結び付けることにより、土壌特性を評価するモデルが検討されている。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 三森 利昭: "土壌水分試験結果を用いた不飽和浸透性の推定と残留体積含水率の決定方法についての考察" 水文・水資源学会1990年研究発表会要旨集. 164-167 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 弘中 貞之: "土壌特性指標に基づく水分特性曲線の重回帰モデルー関東ロ-ムを対象としてー" 土木学会第45回年次学術講演概要集. 202-203 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 三森 利昭: "土壌水分試験結果を用いた不飽和透水性の推定" 生産研究. 第43巻. 110-113 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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