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鉱石立坑における品位調整に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02555131
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 資源開発工学
研究機関東京大学

研究代表者

山口 梅太郎  東京大学, 工学部, 教授 (60010740)

研究分担者 茂木 源人  東京大学, 工学部, 助手 (70182160)
山冨 二郎  東京大学, 工学部, 助教授 (70107548)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード石灰石鉱山 / 鉱石立坑 / 重力流動 / 混合特性 / ブレンディング / 品質管理 / 坑壁剥離
研究概要

わが国の石灰石鉱山では、数100mにも達する長大な立坑を利用した露天採掘が行われる。近年になって、ようやく、この立坑内での岩石塊の挙動が解明されるようになってきたが、これらの研究を踏まえて、立坑に投入された鉱石(石灰石)の品位調整を行うことの可能性を得ることを試みた。鉱石は、立坑ヘトラックで運ばれて投入されるので、トラック毎の品位変動が立坑排出口での品位変動にどう影響するかを、立坑現場での実験とこれをモデル化した実験とによって観測し、さらに立坑内での鉱石の挙動のシミュレ-ションによって解析した。
その結果
1.垂直立坑システムよりも、斜坑システムにおける方が鉱石の混合が促進される。
2.斜坑システムの混合特性は鉱石の粒径によって異なる。これは斜坑内において粒度偏析がおきるためと考えられる。
3.斜坑システム内の混合特性は、斜坑内での鉱石の降下挙動、とくに不連続性による混合特性と、シュ-トホッパ-部におけるファンネルフロ-に起因する混合特性の合成したものと考えられる。
4.斜坑システム内での鉱石の降下挙動は、単純な速度分布を仮定することによってモデル化することができる。
5.これによって、鉱石立坑における鉱石の混合特性の推定が可能になった。
6.鉱石立坑が使用年月と共に拡大して、容量が変化した場合の混合特性の変化を求めることができた。
7.投入鉱石の品位変動が立坑の排出口でどうなるかのシミュレ-ションを行った。
等を結論として得ることができた。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 茂木 源人・山冨 二郎・山口 梅太郎・鏑木 寛: "石灰石鉱山における鉱石立坑の混合特性 ーー鉱石立坑内の鉱石の流れに関する研究(第3報)ーー" 資源と素材. 107巻. 9-16 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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