| 研究課題/領域番号 |
02555154
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| 研究種目 |
試験研究(B)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
金属材料
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| 研究機関 | 久留米工業高等専門学校 |
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研究代表者 |
伊藤 普 久留米工業高等専門学校, 材料工学科, 教授 (10151531)
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| 研究分担者 |
城山 正治 日本タングステン(株), 第二研究開発部, 主幹
中村 良三 久留米工業高等専門学校, 材料工学科, 助手 (70044279)
馬越 幹男 久留米工業高等専門学校, 材料工学科, 助教授 (10091357)
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| 研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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| 研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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| 配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1990年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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| キーワード | 複合皮膜 / 線爆溶射法 / プラズマ溶射法 / WC-Co皮膜 / HIP / メカノフュージョン・プロセス / 摩耗試験 / 超硬合金(WC-Co) / WC-Co複合粉 / メカノフュ-ジョン / Ni-Al複合粉 / 摩耗試驗 / 超硬合金(WCーCo系) / モリブデン溶射皮膜 / 溶浸 |
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| 研究概要 |
金属表面に耐摩耗性皮膜を形成するため、溶射法による複合皮膜の形成に関する研究を行った。溶射法については線爆溶射法とプラズマ溶射法を適用し、それぞれについて基礎的、応用的研究を行った。
1 線爆溶射法に関する研究(1)線爆溶射モリブデン及びWC-Co系皮膜の密着性:放電エネルギー密度を変えて作製した皮膜について、基材に対する密着強度を測定し、皮膜の気孔率等の諸パラメーターとの関係を求めた。(2)線爆溶射WC-Co系皮膜の組成及び密着性に及ぼす溶射条件の影響:放電エネルギー密度の変化により、得られたWC-Co度膜のCo含有量の減少、WCからWC_1-X、W_2Cへの脱炭の過程を明らかにした。(3)Ni-P合金を溶浸した線爆溶射WC-Co皮膜の特性:Ni-P合金の溶浸により皮膜の耐摩性が著しく向上した。(4)線爆溶射Mo、WC-6.5%Co皮膜及びそれらの複合皮膜の特性:WC-6.5%Co-Mo複合皮膜は、Mo含有量が25Vol%組成の皮膜で最もすぐれた耐摩耗性を示した。
2 プラズマ溶射に関する研究(1)PTFE-Al_2O_3複合皮膜の耐摩耗性:本複合皮膜がころがり摩耗において著しい耐摩耗性を示した。(2)HIPによるプラズマ溶射WC-Co皮膜の後処理:比較的低温、低圧力でのHIP処理によって、皮膜の耐摩耗性を溶射のままの皮膜に比べて約3倍向上させた。(3)メカノフュージョン・プロセスによる溶射用Ni-Al複合粉の作製:複合粉の特性を調査し、大気、減圧下でプラズマ溶射した皮膜の特性を市販品によるものと比較した。(4)エアロプラズマ溶射トーチ“ツインアノードα"による溶射したWC-12%Co皮膜の特性:造粒粉末を最適溶射条件で溶射した皮膜は、在来型大気圧プラズマ溶射による皮膜と比べて約2倍の耐摩耗性を示した。
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