研究課題/領域番号 |
02557006
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経・筋肉生理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
本郷 利憲 東京大学, 医学部(医), 教授 (60013843)
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研究分担者 |
川上 桂 松下電器産業(株), 情報信号東京研究所, 室長
土肥 健純 東京大学, 工学部, 教授 (40130299)
佐々木 成人 東京大学, 医学部(医), 助教授 (50110490)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
1991年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1990年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | 遠隔記録 / 小型増幅器 / 小型アクチュエ-タ- / 遠隔操作 / 運動解析 / 小型ネジ型電極 / 無拘束動物 / 神経筋多元記録 / 遠隔駆動マニプレ-タ- |
研究概要 |
無拘束の覚醒動物から神経・筋活動を遠隔記録し、運動解析を行うシステムを開発した。構成と仕様は以下のとおりである。 1.電極直結型増幅器:ICを用いて、小型4チャンネル差動型増幅器を開発した。大きさ10x15x8mm、低ノイズ、入力抵抗100MΩ以上である。 2.電動マニプレ-タ-:動物の頭に固定し、遠隔操作可能な小型マニプレ-タ-を2種類開発した。アクチュエ-タ-としてピエゾ素子を用いたものは、大きさ30x30x13mm、精度10ミクロン、可動範囲はz軸15mm、x、y軸は手動で12mmである。パルスモタ-を用いた方は大きさ50x45x25mm、精度100ミクロン、可動範囲10mmである。 3.遠隔制御装置:FM信号によりアクチュエ-タ-を制御する装置を制作した。10m離れたところから2に記した精度で制御可能である。 4.生体信号送受信装置:神経細胞活動(2チャンネル)、筋電図等(10チャンネル)の信号をFM送受信する装置を開発した。周波数帯域10Hzー10KHz、送信可能距離10m、S/N比等は記録に充分の性能を有する。 5.小型ネジ型電極:電動マニプレ-タ-では、記録部位は一カ所に限られた。そこで複数の部位から同時に記録するため、小型ネジ型電極を開発した。 6.記録解析システム:神経・筋活動、多点の2次元位置情報、運動画像情報をA/D変換しコンピュ-タ-に取り込み、運動軌跡の解析、神経ー筋活動と運動の時間関係を解析するシステムを完成した。 7.上記のシステムが有効に作動するように改善を加え、実際に上肢と頚の運動の解析を行って、その有用性を確かめた。
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