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新しいビタミンPQQ測定とそれによる肝疾患のスクリ-ニング

研究課題

研究課題/領域番号 02557027
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関京都大学

研究代表者

井口 弘  京都大学, 医学部, 助手 (90025643)

研究分担者 吉永 侃夫  京都大学, 医学部, 助手 (30025663)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1990年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワードピロロキノリンキノン / PQQ / HPLC / 抗PQQ兎血清
研究概要

最近、種々の酵素の補酵素として発見されたピロロキノリンキノン(PQQ)は新なビタミンの可能性をもっている。しかし生体試料中の全PQQ定量法や種々疾患々者の血清PQQ量は全く不明である。そこで血清中の全PQQ量の測定法を確立し、それによって健康者及び肝疾患々者の血清PQQ定量を目的とする研究を行った。1.血清を塩酸々性(pH1.0〜2.0)にして遠心、全PQQを含む上清を陰イオン交換セルロ-スに吸着させたのち,セルロ-スをカラムに充填。カラムを洗〓後、PQQを0.2N苛性ソ-ダで溶離回収。回収液を燐酸々性にし直ちに蛍光モニタ-とデ-タ処理機を装備したHPLCでPQQを分析した。PQQは再現性よく完全に分離された。しかし血清PQQは極めて微量で、肝疾患々者のそれは検出限界量であった。従って多量の血清からPQQを分離濃縮することなく正確な定量をすることは困難で,スクリ-ン法として用いるには一層の改良を要することが判明した。2.PQQをハプテンとするヘモシアニン及びメチルアルブミン複合体を作製し,これらで兎の免疫した。この結果、えられた兎血清はPQQーヘモシアニン及びPQQーメチルアルブミン複合体と強い反応を示したが、同時にヘモシアニンやメチルアルブミンそのものとも反応した。一般にPQQは蛋白やアミノ酸と容易に,かつ非特異的に反応し、これらと複合体を形成する。このため上記の抗血清がPQQそのものと特異的に抗原抗体反応することを明らかにする必要がある。PQQと蛋白等との,特に抗血清蛋白との非特異的反応を除去しない限り,PQQ定量にこの抗血清との反応を利用することは現実に困難である。そこで目下PQQと抗血清との反応から非特異的反応を除外する方法を検討中である。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 吉永 侃夫: "HPLC analysis of pyrroloquino line quinone in biological Samples." Analytical Biochemistry.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 井口 弘: "Immunological detection of Pyrroloquinoline quinone in biological materials." Journal of Nutrition.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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