研究課題/領域番号 |
02557035
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
佐藤 信紘 順天堂大学, 医学部, 教授 (90028358)
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研究分担者 |
寺田 昌章 オリンパス光学, 研究所, 部長
渡辺 純夫 順天堂大学, 医学部, 講師 (20138225)
横井 幸男 順天堂大学, 医学部, 講師 (20150633)
北見 啓之 順天堂大学, 医学部, 助教授 (90053256)
寺田 昌幸 オリンパス光学研究所, 第三開発部長
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1990年度: 8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
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キーワード | 悪性腫瘍 / 微小循環 / 細胞骨格蛋白 / 画像解析 / 内視鏡(近赤外) / 分光分析 / 酸素化 / 医工学 / 近赤外光 / 内視鏡 |
研究概要 |
本研究は、消化器領域の悪性腫瘍やその前癌病変と考えられる組織や炎症組織局所の微小循環と組織・細胞変化との関連を追求して、癌の増殖や分化度、組織・細胞の病理、生理、生化学的な変化に及ぼす微小循環の役割を明らかにし、免疫担当細胞の動態を追跡して非特異的免疫の活性化による癌細胞や実質細胞の傷害過程や組織修復過程を物質レベルで解析するための、可視〜近赤外域に感受性を有する高解像度生体顕微鏡-画像解析システムなどの手法を開発・作製し、各種サイトカインや熱・マイクロ波・光化学反応などの物理的な手段に基づく新たな癌局所治療法の可能性を検討することにあった。さらに、このために深部臓器の癌に対する局所治療効果の評価が可能な内視鏡システムを開発することを目的とした。 その結果、高解像度生体顕微鏡による肝や消化管の微小組織の酸素化度指標面像や共焦点顕微鏡によるKupffer細胞やIto細胞、肝doublet細胞、胃粘膜細胞などのカルシウム濃度画像を作製し、種々なサイトカインや血管作動物質、growth factor、消化管ホルモンなどの効果を調べた。また、消化管癌の治療による変化を組織の血液量と酸素化度レベルで画像表示することのできる内視鏡をオリンパス光学と共同して作製し、この内視鏡によりヒト上部消化管粘膜障害や粘膜の病理学的変化、細胞異型、さらに細胞増殖などと粘膜の血流や粘膜の酸素化レベルとの関係を調べることが可能となった。さらに、細胞レベルでの解析には、ヒト及び動物の胃をはじめとする消化管粘膜培養細胞に定量的な障害を与え、障害修復過程における細胞増殖、分化を定量化する方法を開発した。今後さらに基礎的な検討を加え、臨床で役立つシステムへと発展させたい。
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