研究課題/領域番号 |
02559012
|
研究種目 |
試験研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山本 修 広島大学, 理学部, 教授 (80034627)
|
研究分担者 |
奥野 裕 千代田保安用品(株), 大阪営業所技術課, 課長
川勝 俊二 千代田保安用品(株), 営業企画部技術課, 副主査
孤塚 正夫 千代田保安用品(株), 営業企画部技術課, 課長
狐塚 正夫 千代田保安用品株式会社, 営業企画部技術課, 課長
|
研究期間 (年度) |
1990 – 1991
|
研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
|
配分額 *注記 |
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
1991年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1990年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
|
キーワード | トリチウム / 放射性同位元素 / 核融合 / 動物飼育 / 密閉型フ-ド / 放射線曝射 / 放射線生物影響 / トリチウムガス / 動物実験用フ-ド / トリチウムガス曝射 / トリチウムガス回収 / 放射線被曝 / 放射線影響 / マウス / 放射線曝露 |
研究概要 |
平成2年度にグロ-ブボックスを、また平成3年度にトリチウムガス吸入曝射装置およびトリチウムガス回収装置を完成させた。その概要を次に述べる。 1.グロ-ブボックスの製作 本グロ-ブボックスはアウタ-ボックスおよびインナ-ボックスより構成され、どうような実験系の操作においても十分な気密性を有し、トリチウムガスの実験室内への漏洩を防止することができ、安全性を保つことができる。本グロ-ブボックスの寸法は(Wd700+Wu550)×L1200×H900mmであり、材質はSUSー304,板厚は3mmで、前面は透明アクリルである。 2.トリチウムガス吸入曝射装置の製作 本装置はトリチウムガスをマウス等の動物頭部に曝射させ、吸入によって呼吸系を通して、トリチウムガスを動物に投与するためのものである。トリチウムガス曝射チャンバ-と曝射ホルダ-より構成され、主材質は透明アクリルで、実験動物の生態が外部から観察できる。曝射チャンバ-は、ガス実効容積を最少限にし、密閉型の構造とした。曝射ホルダ-は、チャンバ-にワンタッチで接続できるようになっている。 3.トリチウムガス回収装置の製作 本装置は吸入曝射装置内のトリチウムガスを回収するものであり、その経路は高気密性を維持して、安全・確実に漏洩を防護でき、燃焼触媒部は300℃の高温制御ができ、冷却吸着部は空冷式とし、吸着剤はモレキュラ-シ-ブを使用した。循環部はダイヤフラムポンプ,流量計,バルブおよび台車等によって構成されている。 なお実際にトリチウムガス水蒸気を用いた予備実験を行い、動物のトリチウム吸収量のプラト-値までの経時的曲線を得た。
|