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学業不適応児改善のための介入的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02610035
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関千葉大学

研究代表者

三浦 香苗  千葉大学, 教育学部, 教授 (20012560)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード学業不適応 / 学級適応 / 教師の成長 / 介入的研究
研究概要

1.教師の学級指導の仕方により、学業不適応児の学級内地位、自己像や学級への適応は異なるという筆者の今までの研究から明らかになっている。本研究では、比較的経験年数の少ない教師に研究協力者として参加を依頼し、彼らの成長を援助する現実的助言指導を行い、それがその後の教師の学習指導・学級指導にどう効果を持ち、児童の学級認知や適応に反映されるかを、力道的に検討しようとしたものである。
2.5名の比較的教師経験の少ない小学校5年生の担任教師を選定したが、公務等の都合により全調査・研究討議・研究成果の資料収集に協力を得られたものは3名であった。
3.学級編成初期の1学期に児童の学級認識と教師の児童認識の特性を調査した。その後、原則として毎月1度の割合で全員で集まり、各学級の特徴・教師の児童把握の特徴を説明し、その改善のための方策を検討した。同時にそれぞれの教師が現在抱えている課題や悩みを他の研究者の参加も要請しながらその解決策を検討した。
4.2学期には、算数の図形領域の授業を行動観察し、学級の特徴や教師の指導の特徴を客観的に捉え、それぞれの個性を活かす形で改善する方向で助言し、具体的によりよい指導案の検討も行った。各学級での児童あるいは集団レベルでの変化いついての生活指導上の助言も実施した。
5.3学期には、児童の学級認識や学級適応についての調査の実施が終了し、関連する学力・行動上の資料を収集中である。
6.今後、各研究協力者の1年間での変化および学級のこども達の変化を関連させながら分析する予定である。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 三浦 香苗・関 真理子 他: "学業不振児の類型化の試みと彼らの認識(1)(2)(3)" 日本教育心理学会第32回総会発表論文集. 32. 242-244 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 三浦 香苗・金子 智栄子・斎藤 さゆり: "算数教科の授業関与理由に関する分析ー児童の学力水準および 学級特徴との関連ー" 千葉大学教育学部研究紀要. 39. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 三浦 香苗・下羽 美枝子: "学習関連人格特性と学校生活適応感尺度の検討" 千葉大学教育学部教育相談研究センタ-年報. 8. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 三浦 香苗: "学業不振児の類型化の試み" 千葉大学教育学部教育相談研究センタ-年報. 8. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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