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自閉症児の学校教育プログラムの開発に関する行動的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02610057
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

中塚 善次郎  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (10103269)

研究分担者 大西 久男  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (80194231)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
キーワード自閉症 / 教育プログラム / N式自閉傾向測定尺度 / 類型化 / 発達 / デ-タベ-ス / 障害児教育
研究概要

最近の障害児教育の現場で、自閉症児に対して、さまざまな手法・手技(行動療法や感覚統合訓練など)で治療・訓練が行われているが、その効果についてはすべてが必ずしも有効であるとは言い難い。これは、現場によって、ある特定の手技・手法が、「自閉症」と診断された子供すべてに一義的に実施されているためである。これらの原因は、自閉症研究において、1.病因が明らかにされていない、2.症候群として規定されていながら、症候の構造的記述が成されてこなかったこと、3.自閉症児の「発達」が症候との関連で捉えられてこなかったこと、が挙げられよう。我々は上記の2.および3.を検討可能なN式自閉傾向測定尺度(Nakatuka Scales of Autistic Tendencies;NSAT)を軸として、個々の子供に最適な手技・手法で治療・訓練を行うための教育プログラムの開発を目的としている。
現在、各種の手技・手法に含まれるいろいろな領域での課題について、その目的、方法、対象児の最適年齢および有効性などの検討を行い、随時、パ-ソナルコンピュ-タに入力(デ-タベ-ス化)している。一方、同じコンピュ-タ上で、NSATの尺度得点の自動算出、自閉症の類型の自動判定などは、既に可能になっている。今後、子供の側の条件(たとえば、暦年齢、発達の程度、NSATによって判定された自閉症類型や重症度など)から、その子供に適した(必要な)課題(群)が検索できるよう、デ-タベ-スを統合していく必要があろう。
関連研究して、自閉症のリスクがあると考えられる乳幼児をスクリ-ニングする尺度を構築し、リスク児と判定された対象に対し、先のデ-タベ-スの課題にて治療・訓練を実施し、その有効性の検討を実施中である。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ohnishi,Hisao: "Nakatsuka Screening Scales of Autistic Tendencies (NSSAT);A method in the early detection of autism." Journal of Child Psychology and Psychiatry. 32. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Tomago,Sanae: "Relations between autistic symptoms at six year of age and later social maturity." Journal of Child Psychology and Psychiatry. 32. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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