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ノンバ-バル行動チェックリスト作成の試み

研究課題

研究課題/領域番号 02610068
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関早稲田大学

研究代表者

鈴木 晶夫  早稲田大学, 人間科学部, 専任講師 (80162999)

研究分担者 千葉 浩彦  淑徳大学, 社会福祉学部, 専任講師 (40207296)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1990年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードノンバ-バル行動 / 姿勢 / 身振り / 視線行動 / 接触行動 / 空間行動 / 行動目録
研究概要

ノンバ-バル行動(NVB)が人間関係の中でどのように認知されるのか、また、どのように機能しているのかについて検討することの意義は大きい。日常よくみられるNVBが、どのように推測されるのかをさまざまな評定者によって調査し、その傾向を調べ、臨床場面における今後のNVBのチェックリスト作成のための基礎資料を得ることを目的とした。評定者は、法務省面接専門家、法務省ケ-スワ-カ-、男女大学生であった。調査の対象にした行動の項目は、姿勢(はすに構える、姿勢をよく変える他)、身振り(腕を組む、脚を組む、足を投げ出す他)、視線行動(相手を凝視する、視線が落ち着かない他)、接触行動(相手に触る、小物をいじる他)、空間行動(他の人から離れてすわる他)、言葉の調子など(黙っている、声がうわずる他)であった。
初回の調査では、各行動からどのような心理的側面を推測するかについて自由記述形式で回答を求め、次の調査では初回の結果から得られたカテゴリ-から選択する形式をとった。その結果、面接専門家と大学生と同じ様な認知の仕方をしている行動もあれば、専門家と大学生とではかなり異なる受け取り方をしている行動もあった。各行動についての評定者の反応内容は多様な側面に及んでいる。反応語の意味を細かく分析していくと、記述は異なっているものの、その背景には同一の源を推測させるものがある。また、反応語が多重的な階層をなして分布する項目もある。評定者の個々の反応をカテゴリ-に分類をしたものの、その推測するところを理解することは容易ではない。そこで、分類されたカテゴリ-と行動項目について数量化III類を用いて、類似の行動とカテゴリ-を探した。行動がどのような意味を持つかは、その行動が起こっている状況、前後関係を無視することはできないが、特徴的な意味を持つ行動や多義的な行動等の分類手がかりが得られた。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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