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老年期における言語情報処理様式および行動調節機能の変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02610069
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関立命館大学

研究代表者

守屋 慶子  立命館大学, 文学部, 教授 (50066601)

研究分担者 土田 宣明  立命館大学, 文学部, 助手 (40217328)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード老年期 / 行動調節 / 言語機能 / 認識
研究概要

老年期の行動や態度にみられる変化を,言語情報処理および言語による行動調節の変化の観点から検討し,以下の知見が得られた.
1.記憶に関わる言語的操作にみられる変化
(1)記憶すべき事柄をことばで意味的,論理的にまとめることは,高齢期においても記憶を補う効果をもつが,ことばの機能のうちこの側面が衰退すると,記憶は音響的符号化に依存せざるを得なくなる.どちらの方略が負担が少なく確実であるかは,当人の言語機能の衰退の側面と程度により定まる.
(2)注意の転換が困難となり盲点が固定する傾向が強まる.反復効果は期待できないので,記憶すべき事柄を適当な大きさの単位に分割する必要がある.
(3)個人差がきわめて大きいので,年齢を指標とした対応は避けなければならない.
2.認識・行動における柔軟な転換性の喪失,硬さ(rigidity)の検討
(1)認識・行動の固執性を起こす要因は,プログラムの形成面と,プログラムの実行面の2つに分かれる.
(2)プログラムの形成面とプログラムの実行面のどちらに問題がみられても,結果として「固執性」と表現される特徴で,認識の転換を妨げることになる.
(3)プログラムの実行面を担う行動調節機能は,刺激の知覚的な特性に妨害される.すなわち,知覚的な特性に拮抗する行動がとりにくくなる.

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

URL: 

公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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