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公益事業における規則緩和の産業組織に及ぼす影響についての理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02630020
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 経済事情・政策学
研究機関筑波大学

研究代表者

高柳 暁  筑波大学, 社会工学系, 教授 (70055094)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード公益事業 / 規制緩和 / 公益事業の価格 / 経営多角化 / 内部相互扶助
研究概要

公益事業の規制緩和とその影響についての研究は、理論的な研究を実証的な研究とその文献調査と実態調とで行った。
理論的研究としては、公益事業に対する規制を(1)価格についての規制(2)事業範囲すなわち経営多角化に対する規制の二つの側面にわけて考察した。公益事業においても価格の規制をすることは、理論的には資源の最適配分を阻害し、地域独占と重なって、独占価格となっており、この規制制をはずすことは,むしろ最適な状況をつくり出す。価格規制の目的は安価な公益サ-ビスの提供にあるが,規制をはずし自由にすることが、むしろより安価な供診を確保することになることが明らかにされている。これは技術進歩で,電力,ガス,石油系エネルギ-間で競争が存在する修件を等入すると,産業ごとの価格規制は独占形成以外の何ものでもないことが示されるからである。
経営多角化の問題については、理論的には内部相互扶助で,公正な競爭條件が歪められるという問題である。しかし、多角化戦略部門間で,相互扶助が行われても,公益事業部門の価格形成と供診確保は適正に行われることが,一定の條件下では起ることがわかった。
実証的研究は、本年は、この経営多角化の問題にしばり、日本の鉄道会社の経営状況を多角化状況とを調査し、多角化の内容と程度が経営成果に影響を与えているか,また,多角化が公益事業部門の価格形成など経営状態にどのような影響を与えているかを調査した。この調査では、経営多角化に成功している税送会社ほど税送部門での経営状態も良いとの経果となっている。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高柳 暁: "公益事業における経営多角化とその影響" 公益事業研究.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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