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特異超函数を核とした積分作用素とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 02640108
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 解析学
研究機関岐阜大学

研究代表者

室 政和  岐阜大学, 教養部, 助教授 (70127934)

研究分担者 北詰 正顕  岐阜大学, 教養部, 助教授 (60204898)
松本 裕行  岐阜大学, 教養部, 助教授 (00190538)
萬代 武史  岐阜大学, 教養部, 助教授 (10181843)
志賀 潔  岐阜大学, 教養部, 教授 (10022683)
尼野 一夫  岐阜大学, 教養部, 教授 (40021761)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード概均質ベクトル空間 / 不変超函数 / 超局所解析 / 積分作用素
研究概要

1.群の作用で不変な超関数の決定問題: 本年度の研究のなかで、本研究者は超局所解析の方法によって具体的にこれらを決定する問題に対して一定の進歩をさせた。すなわち、具体的応用に関して重要とおもわれる(既約でない)正則概均質ベクトル空間に対して、その存在する相対不変超関数を実際に決定して見せた。この研究はこれからも継続される。一方で、「可換放物型」の概均質ベクトル空間の不変超函数の決定についての論文を刊行した。2.概均質ベクトル空間への応用: 不変超関数を決定するだけでは応用と結び付かない。そのひとつの応用として、概均質ベクトル空間に付随するゼ-タ関数の特殊値および留数の計算がある。これについては、例外群E_7に付随するゼ-タ関数についての研究が進行中である。計算結果は来年度中に発表予定である。3.特異超函数への応用: 積分核作用素としての特異超函数の研究は実例の計算が進行中である。特殊な超函数どうしは掛算が可能であることは確かめられたが、積分核作用素と掛算作用素との間の交換関係を決定することができない。4.REGULAR HOLONOMIC MICROFUNCTIONの実表象理論: 将来的に発展するであろうという見込みで取り組んでいる研究としては、超局所解析を算術化することを目指したREGULAR HOLONOMIC MICROFUNCTIONの実表象理論の建設がある。この理論の基礎に、実表象の定義の確立があるがこれについては基礎的な部分をまとめている段階である。5.コンピュ-タの利用: これは、従来から問題になっている純粋数学における計算機の利用の一環である。数式処理システム「REDUCE3.3」を有効に活用することによって、概均質ベクトル空間のゼ-タ関数の関数等式にかんするプログラムをいくつか書くことができた。この研究はこれからもより高度な数式処理システムを使うことを目指して続けられる。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Masakazu Muro: "Invariant hyperfunctions on regular prehomogeneous vector spaces of commutative parabolic type" To^^<^>hoku Mathematical Journal. 42. 163-193 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Mikio Sato,Takuro Shintani,Masakazu Muro: "Theory of prehomogeneous vector spaces (algebraic Part) the english translation of Satos lecture from Shintanis note" Nagoya Mathematical Journal. 120. 1-34 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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