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コンパクト部分空間と特異点の関係の解明

研究課題

研究課題/領域番号 02640157
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 解析学
研究機関近畿大学

研究代表者

泉 脩藏  近畿大学, 理工学部, 助教授 (80025410)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード形式関数 / 収束 / 消滅位数 / モイシェゾン空間 / ジェネリック・ランク
研究概要

(1)[サデュラ-エフの定理のモイシェゾン空間版である、定められた超曲面に極を持つ有理関数の増大度の評価公式]と、(2)[モイシェゾン部分空間に沿った形式関数が一点で収束すれば全体で収束する]という二つの大域的な定理が、(3)[一点における形式関数は、そのジェネリック・ラクン最大の射に関する引き戻しが収束するとき、収束する]という、ガブリ-ロフの特異点に対する局所的な定理と同値となることを証明した。これによって新しい定理(1)と、サデュラ-エフの定理の応用と、難しい定理(3)の別証明がえられた事になる。
これとまったく平行する議論により、(4)[モイシェゾン空間上の定められた超曲面に極を持つ有理関数の、ある与えられた一点における消滅位数と極の位数に関する相互評価式]および(2)[モイシェゾン部分空間に沿った形式関数が一定で高い消滅位数を持てば、Sに沿っても高い消滅位数を持つ]という二つの新しい大域的な定理が、(3)[一点における形式関数は、そのジェネリック・ランク最大の射に関する引き戻しが、高い消滅位数を持つとき、高い消滅位数を持つ]という、筆者の特異点に対する局所的な定理と同値となることを証明した。
これらの結果は、研究の目的で予見したように、特異点の局所的性質と、コンパクト部分空間の大域的な性質が、(解析的改変を通じて)対応するということを実証するものである。今後はこれら関数芽について示された結果が射に対しても成立するかを見極めねばならない。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shuzo Izumi: "The increase,vanishing and convergence of functions along a Moishezon space" Journal of Mathematics of Kyoto University. 3月. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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