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希土類(III)ラセミ錯体の時間分解円偏光発光の研究

研究課題

研究課題/領域番号 02640483
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 無機・錯塩・放射化学
研究機関成蹊大学

研究代表者

森田 眞  成蹊大学, 工学部, 教授 (70054351)

研究分担者 坪村 太郎  成蹊大学, 工学部, 専任講師 (70188621)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード希土類(III)錯体 / 円偏光発光 / CPLスペクトル / 時間分解円偏光発光 / ラセミ錯体
研究概要

1。時間分解円偏光発光(TRCPL)分光法のシステム設計として,従来の位相検波方式にかわる光子計数方式でのCPL分光を試みた.この場合,PAR社に代るSRー320フォトンカウンタ-を別途予算で購入し,ボックスカ-機能によるゲ-トをかけたCPL信号の測定をアナログ信号として取り出すことに成功した、しかしマイクロコンピュ-タ-(APPL,E.II)へのGPーIBによるデ-タ-の取り込みの計画は不成功であり,現在TRーCPLは完成していない。これは現在の制御コンピュタ-(Apple II GS)が8ビットの6502CPUからなり,ソフトがすべて機械語で書かれているため,その解読と新しいソフトの開発には,かなり優れたソフトプログラマ-が必要とするのに,現在のスタッフが対応できなかったからである。今後の方向としては2台のGPーIB I/Fによるとりこみを進める必要がある,
2。ラセミ錯体として Tb(III)(dpa)_3 錯体等をとり,従来の位相検波方式での測定を試みたところ,365uw光励起の円偏光により,そのCPLスペクトルの生成を確認できた、しかし,さらに感度を上げるのは,ロックインアンプでは無理であり,上記1の完成が待たれる。そこで実験としては,ピユ秒でのPC法分光を進めている。
3。研究はそれ故,単結晶RE(III)(UDA)_3 錯体のCPLスペクトルの基礎研究へ発展させ,77Kでの鋭いCPL遷移をはじめて見いだし,これとTb(III)(edds)錯体との比較より,遷移の選択性を確立できた。また従来と同じく,Rh(III)(en)_3=Cr(III)での光学活性錯体にラセミCr(III)錯体をド-プした系でのCPLの誘起効果の出現の観測にも成功している。CPLと磁気円偏光(MCPL)とは互いに相補性がある。そこでラセミの各種フタロシアニン錯体のMCD/MCPLを測定し,励起状態の縮重が失われる事実を明らかにし,CPLーTRの新技科を示せた。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K,Murata,K.Eguchi and M.MORITA: "Circularly Polarized Luminesceuce and Energy Transfer Processes of Terbium(III)/Neodimium(III) Cornplexer of aminopcly carboxylic acids" J.Phys.Chem. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] M.Morita,K.Murata,T.Tsubomura and M.Nagano: "Chiralitydiscvininatiars in the circularly polarized Lumines cence of Terbium(III)ーEDDS / Cobalt(III)ーen mixed complexes" J.Phys.Chem.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] T.Tsubomura,I.Ohkouchi,M.Morita: "Luminesceuce and Circularly Polaizeel Luminescence of Mnonucleer and Binuclear chromium(III) Lーalailnato complexes" Inorg.Chem.(1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] M.Morita,S.Okada and T.Tsubomura: "Magnetie Circiarly Polarized Luminesceure of metal pythalocyanine ceruplexes" J.Phys.Chem. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] T.Tsubomura,K.Yasaku,T.Sato and M.Morita: "Synthesis and circularly polarized luminescence preperties of chiral 18ーmemberd MacrocycleーLanthanide complexes" Inarg.Chem.(1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] M.Morita et.al.: "Excitedーstate chirality discrimination in the Circularly Polarjed Luminescence of Chremium(III) ions in Rhodium(III)ーethylenediamine single cnstals" J.Lumiutscence.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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