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ヒドラの刺細胞分化過程で特異的に発現する遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 02640500
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 遺伝学
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

藤沢 敏孝  国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究係, 助教授 (60000262)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1990年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードヒドラ / 発現時期 / 刺細胞特異的cDNA / 発現パタ-ン
研究概要

ヒドラには主に捕食に使われる4種の刺細胞(A,B,C,D型)が存在し、いずれも未分化多能性の幹細胞より分化する。本研究では刺細胞分化の過程で特異的に発現する遺伝子を分離し解析した。
方法は幹細胞系譜特異的なcDNAライブラリィを作り、更に、弁別選別法で幹細胞係譜で特異的に発現するクロ-ンを確認、分離した。これらのクロ-ン中インシチュハイブリダイゼイション法を用いて刺細胞経路特異的に発現するもの2クロ-ン(5・5、2・16)を選び出し解析を進めた。両クロ-ンともA型特異的に発現する。両者のcDNAの塩基配列を決定しホモロジィサ-チを行った結果、ともに新たな配列を持つ未知の遺伝子であった。目下、これらの機能は不明である。5・5クロ-ンの発現時期を詳細に解析したところ、この遺伝子はA型分化経路中最終段階である刺胞成熟期の前半約10時間のところ、即ち、未分化の刺細胞前駆体細胞がA型への分化決定をしてから60ー70時間の時期で発現した。また、以前に見いだしたA型分化抑制因子のアッセイに5・5クロ-ンをプロ-ブとしたノ-ザンブロット分析を行ったところ簡便に活性を検出し得た。従って、このクロ-ンはA型刺細胞の絶好の分子マ-カ-である。現在、これらのゲノミック遺伝子の構造を解析中である。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Fujisawa: "Stenotele specific cDNA clones in Hydra."

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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