研究課題/領域番号 |
02640628
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
鉱物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
上田 智 大阪大学, 産業科学研究所, 講師 (20029870)
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研究分担者 |
宇野 泰章 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (90029702)
新原 晧一 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (40005939)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | Ga,Al-ZSM-11 / Fe,Al-フェリエライト / Ga,Al-ZSM-5 / ロブダライト / ホウフッ石 / 合成 / 固溶体 / 結晶成長 / ホウフツ石 / Ga,A1-ZSM-11 / シリカライト1 / 3員環 / IRスペクトル / Gaーホウフッ石 / ZSMー5 / 連続固溶体 / フェリエライト / ZSMー11 / ホウ沸石 / 同形置換 / 結晶形態 |
研究概要 |
3年間にわたる本研究で得られた成果は次の通りである。 (1)高シリカゼオライトZSMー11のGa置換体、即ち、Ga,Al-ZSM-11固溶体の生成条件が分かり、GaとAl間での固溶関係及び生成結晶の成長と形態の関係も判明した。また、それら生成結晶のプロトン(H)型イオン交換体によるメタノールからガソリンへの触媒特性も明かになった。 (2)フェリエライトのFe置換体、即ち、Fe,Al-フェリエライト固溶体の触媒特性が明らかになった。特に、これらのプロトン型イオン交換体によるメタノールから炭化水素への転化反応における触媒活性、選択性及び寿命についての知見か得られた。 (3)ホウフッ石のGa置換体、即ち、Ga,Al-ホウフッ石の合成条件が判明し、GaとAl間での固溶関係と生成結晶の成長と形態の関係も明らかになった。 (4)高シリカゼオライトZSM-5のGa置換体、即ち、Ga,Al-ZSM-5固溶体の合成条件と共にGaとAl間での固溶関係と固溶限界が明らかになり、また、それら生成結晶の成長と形態との関係が判明した。 (5)ゼオライトと同形構造の合成ロブダライは、その骨格構造にBeO_4とSIO_4四面体からなる3員環をもつが、この連結様式はIR測定に基づきエネルギー的に安定であることが明らかになった。 (6)(3)で述べたホウフッ石の合成研究を通して、粒径か600μmに達する単結晶が得られた。これは、既に報告されているどの合成ゼオライト種の粒径よりも大きく、新記録である。更に大きく成長する可能性があるため、ゼオライトの成長機構の解明を目的に、ホウフッ石の単結晶育成実験を今後の研究課題の筆頭に挙げたい。
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