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高性能潜熱蓄熱のための直接接触溶融の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 02650151
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 熱工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

斎藤 彬夫  東京工業大学, 工学部, 教授 (40020432)

研究分担者 大河 誠司  東京工業大学, 工学部, 助手 (60201373)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1990年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード接触溶融現象 / 潜熱蓄熱 / 伝熱促進
研究概要

潜熱蓄熱カプセルの蓄熱時(溶融過程)の平均熱流束を可能な限り高め、蓄熱性能を向上する目的で、直接接触溶融現象そのものを基礎的に研究すると同時に、溶融促進法の開発を試み、以下の結果を得た。
1.相変化物質をその融点より温度の高い伝熱面に圧接して溶融させる時の溶融速度を、伝熱面温度、押し付け力、伝熱面寸法などをパラメタ-として系統的に測定し、無次元量を整理するとともに、それらの関係を実験式にまとめた。
2.上記1.の系について、相変化界面と伝熱面の間に形成されるきわめて薄い液層内の流れと伝熱の様相を数値計算した。数値計算の結果より得られる相変化速度は、実験値とよく一致した。
3.実験式を解析した結果、直接接触溶融の相変化速度を高めるには、押し付け力を高め、伝熱面温度を高めるほか、伝熱面の寸法を小さくして液層内の静圧を下げることによって液層を薄くするのが効果的であることが確かめられた。
4.上記3.の原理に基づいて、伝熱面表面に放射状の細い溝を多数加工し、液層が逃げやすいように配慮して相変化速度を測定し、その効果を実験的に確かめた。
5.近似解析によって溝を加工する効果を式にまとめた。同式が、実験値と良く一致することを確かめた。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 斎藤 彬夫: "接触溶融過程の伝熱促進" 日本機械学会論文集.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Akio SAITO: "Heat Transfer Enhancement in Direct Contact Melting Process" Int.J.of Heat and Mass Transfer.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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