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線形符号のトレリスダイアグラムの構造解析及びその支援系の作成

研究課題

研究課題/領域番号 02650245
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 電子通信系統工学
研究機関大阪大学

研究代表者

嵩 忠雄  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (50029378)

研究分担者 高田 豊雄  大阪大学, 基礎工学部, 助手 (50216652)
藤原 融  大阪大学, 基礎工学部, 講師 (70190098)
山村 三朗  神戸商船大学, 商船学部, 教授 (70093549)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード線形符号 / 符号の構造的性質 / トレリスダイアグラム / リ-ド・マラ-符号 / BCH符号 / 符号化変調
研究概要

(1)符号長nの2元線形符号Cの異なる2成分位置j,kについて(但し1≦j<k≦n),j,k間の以外の成分位置がすべて0であるようなCの部分符号の次元をKj,kとする.Cの最小状態数のトレリスダイアグラムにおける任意の2状態間のパスの本数のKj,kを用いて表された式を導出した.その値を求めるプログラム群と生成行列または検査行列から状態数最小のトレリスダイアグラムを出力するプログラムを実現した.
(2)符号長2^mー1,最小距離2^<mーr>ー1の2元原始BCH符号が同符号長のr次の巡回リ-ド・マラ-符号を部分符号としてもつこと,及び,リ-ド・マラ-符号が比較的小規模のトレリスダイアグラムをもつこと等を利用して,拡大原始BCH符号にビット位置の置換を施し,状態数の比較的小さなトレリスダイアグラムを得る方法を考案した.
(3)(2)の結果を用いて,(64,24),(64,45),2^m,2^mー2mー1)拡大BCH符号(但しmは正整数)に対する最小トレリスダイアグラムを得るための具体的なビット位置の置換を示した.その結果,これらの符号のトレリスダイアグラムの規模を,置換を施さない場合と比較して,(64,24)符号での2^9分の1,(64,45)符号で2^5分の1と,かなり小さくすることができた.そのため,これらの符号を成分符号として用いた多レベルブロック変調符号は,成分符号ごとに軟判定最尤復号(あるいは準最尤復号)を行う多段階復号が可能であることがわかった.

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Tadao Kasami: "Trellis Diagram Construction for Some BCH Codes" Proceedings of 1990 International Symposium on Information Theory and its Applications. 1. 139-142 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Tadao Kasami: "On Complexity of Trellis Structure of Linear Block Codes" IEEE Transactions on Information Theory.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Yuji Yamashita: "On a Suboptimum Softーdecoding" 第13回情報理論とその応用シンポジウム予稿集. 2. 627-632 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Tadao Kasami: "On Complexity of Trellis Structure of Linear Block Codes" 1991 IEEE International Symposium on Information Theory.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Tadao Kasami: "On Multiーlevel Block Modulation Codes" IEEE Transactions on Information Theory.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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