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並列アルゴリズムに関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02650273
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報工学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

宮島 廣美  鹿児島大学, 工学部, 助教授 (60132669)

研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード並列アルゴリズム / シストリック / 全域通信除去 / ログ深さ / ハイパ-キュ-ブ / 遺伝アルゴリズム / セルラ-・システム / 局所計算可能
研究概要

本研究について,研究実施計画に基づき今年度はつぎのテ-マについて研究を行った。
1.全域通信除去に関する研究
(1)任意近傍をもつ2次元シストリック配列上で,全域通信を実時間で除去できるための条件について研究を行った。その結果,2次元の任意の方向に信号が伝わる2方向システムは,いずれも全域通信除去可能であることが分かった。1方向システムでは必ずしも除去できないことを示した。
(2)この種のグロ-バルバスは,網目結合計算機のようなア-キテクチュアに適した高速化手法であることが明かとなった。
3.ログ深さ(log depth)をもつ並列回路網による並列アルゴリズムの構成
(1)けた上げ先見加算器のようなlog深さをもつ専用回路網の高速化アルゴリズムを示した。
(2)ログ深さを実現する汎用並列計算機として知られるハイパ-キュ-ブ結合計算機において,多項式の乗算等のアルゴリズムを示した。この場合,各デ-タの同期をとりながら,いかにして転送するかが問題となる。このことはハイパ-キュ-ブ上に並列アルゴリズムを作成する上で最も本質的な部分となる。
(3)巡回セ-ルスマン問題のようなうまい符号化の存在するNP問題に対して,遺伝アルゴリズムのような新しい数理工学的手法の有効性(元の問題の計算時間を対数をとる程度に時間を圧縮していると考えられる)を実験的に示した。
このうち3.の問題については,今後さらにそれぞれの回路網の有効性について検討が必要である。

報告書

(2件)
  • 1991 実績報告書
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 宮島,長澤: "1次元並列回路網の全域通信除去の可能性" 電子情報通信学会論文誌DI. J74ーDーI. PP.691-701 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 宮島,長澤: "1次元1方向セルラ-システムの全域通信除去について" 電子情報通信学会論文誌DI.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 宮島,小田,長澤: "桁上げ先見加算器のー高速化手法" 電子情報通信学会 論文誌DI.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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