研究課題/領域番号 |
02650419
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築設備・環境工学
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研究機関 | 九州芸術工科大学 |
研究代表者 |
藤原 恭司 九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (00038978)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 遮音空間 / 緊急警告音 / パワ-密度スペクトル / 相関係数 / 残留エネルギ-比 / 完全遮音空間 / 電力スペクトル推定 |
研究概要 |
この研究の目的は"人間にとって重要な音の信号はどのような環境であっても積極的に人間に伝達させること"であった。そして本研究では人間にとって重要な音を緊急警告音(救急車、パトカ-及び消防車のサイレン)に限定し、その音を判別して遮音空間内へ強制的に伝達させることにした。また最終的にはこのシステムをパ-ソナルコンピュ-タで動作させることである。 この研究でいちばん重要な点は緊急警告音の判別方法である。本研究では判別にパワ-密度のスペクトルの相関係数および残留エネルギ-比の2つの値を用いた。すなわち、前もって計算された標準パタ-ンと到来信号(被判定信号)のパワ-密度スペクルの相関係数及び残留エネルギ-比の2つの値を計算し、それが共に設定値を満足するか否かで行った。なお相関係数が大きいこと、残留エネルギ-比が小さいことが標準パタ-ンと到来信号が同種である確率が高いと言える。 標準パタ-ンと到来信号が同種の場合、すなわち標準パタ-ンが救急車で到来信号も救急車のような場合、到来信号の分析の平均回数が少ないときからパワ-密度スペクトルの相関係数は大きく、また残留エネルギ-比は小さい値を示し、同種の判定は容易だあった。 本研究では結論として1)判別に相関係数と残留エネルギ-比の2つの値を用いること、2)設定値として相関係数は0.7、残留エネルギ-比は0.2とすれば良いことが分かった。
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