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溶融還元時の溶融鉱石と炭材の反応に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02650486
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 金属製錬・金属化学
研究機関千葉工業大学

研究代表者

館 充  千葉工業大学, 工学部, 教授 (50013074)

研究分担者 大塚 教夫  千葉工業大学, 工学部, 助手 (10110868)
雀部 実  千葉工業大学, 工学部, 教授 (00016370)
研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1990年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード溶融還元 / 石炭 / 輝発成分 / 還元速度 / 製鉄 / 溶融酸化鉄 / 揮発分 / 還元剤 / 直接観察
研究概要

溶融還元に石炭を直接使用できるようにすることを目的に、次の2つの実験をおこなった。
(1)溶融酸化鉄と石炭の高温での反応をX線透過法で直接観察し、その反応挙動をモデオにおさめた。
(2)還元の際に発生するガスおよび還元にともなう酸化物組成の変化を調べた。
以上より次のことが明かとなった。
1)石炭中の揮発分は石炭が溶融スラグに投入された直後から活発に発生する。
(2)揮発分の主成分はメタンと水素である。
(3)ガス分析から求めた還元率とスラグ分析から求めた還元率は、ほぼ一致した。
(4)石炭による還元の際の還元速度は、チャ-あるいは黒鉛によるそれよりも大きかった。
(5)黒鉛およびチャ-による還元速度はほとんど同じ値であった。
(6)これら還元反応速度は還元率に対し見掛け上一次反応速度式として整理できる。
(7)見掛けの反応速度定数の温度依存性はアレニウスの式に従い、その見掛けの活性エネルギ-はチャ-と黒鉛の場合には約35kcal/mol、石炭の場合には約15kcal/molであった。
以上の結果より、石炭中の揮発分は溶融還元にとって有利に働くことが明かとなった。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大塚 教夫,館 充,雀部 実: "各種コ-クスの熱履歴による黒鉛結晶子の大きさの変化に及ぼすアルカリ吸収の影響" 材料とプロセス. 3. 994 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大塚 教夫,館 充,雀部 実: "木炭の黒鉛化に及ぼす加熱温度ならびに共存する鉄の影響" 材料とプロセス. 4. 1080 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大塚 教夫: "各種コ-クスの〓〓〓による黒鉛結晶子の大きさの変化に及ぼすアルカリ吸収の影響" 材料とプロセス. 3. 994 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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