研究課題/領域番号 |
02650501
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属加工
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研究機関 | 豊田工業大学 |
研究代表者 |
新美 格 豊田工業大学, 工学部機械システム工学科, 教授 (70148344)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1992年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1991年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1990年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 金属基複合材料 / 繊維配向 / 交流直流重畳磁場 / 鋼短繊維 / アルミナ短繊維 / マグネシウム合金 / 無電解ニッケルめっき / マグネシウム石膏鋳型鋳造 / 複合材料 / 一軸配向 / ワックスパターン石膏鋳造 / 短繊維強化 / 繊維強化 / セラミックス繊維 / 短繊維強化複合材料 / 繊維強化金属基複合材料 / 繊維強化複合材料の繊維配向 / 繊維強化複合材料の容積率向上 |
研究概要 |
1 下部に鉄芯を内蔵する交流直流重畳磁場装置により、強磁性を有する強化用短繊維を一軸配向し、配向角約10°以内、容積率を0.35ないし0.45あるいはそれ以上に向上させることが可能であることを確認した。 2 断面50mum x 100mum、長さ3mmの析出硬化型ステンレス鋼(17-7PH)のせん断繊維を強化材とする、マグネシウム合金(MC2)基複合材料の製造に、ろう模型石膏鋳型による、減圧吸上げ鋳造の適用を検討し、適当な反応抑止剤を鋳型材に添加することによりマグネシウムの石膏鋳型鋳造を可能とした。 3 凹凸局面を有する自動車用エンジンのコネクティングロッドの鋳造を試み、製品の曲面形状に沿った繊維配向、高容積率の複合材料の製造が、重畳磁場装置にろう模型、石膏インベスト鋳造を組み合わせることにより可能である。 4 直径18mum、長さ2mmの微細結晶質のalphaアルミナ繊維に強磁性のニッケル被覆法として、無電解ニッケルめっきを行う場合、ニッケルりんめっきは、溶融マグネシウムと反応し健全な鋳物はできないが、ニッケル-ほう素めっきは反応性なく適当である。 5 ニッケルめっき厚さが厚すぎると、繊維の配向性は良好であるが、脆いNiとMgの化合物相を形成し、また薄すぎると繊維の配向性は低下する。適当なめっき厚さは1mumで、その曲げ強さは室温で596MPa、573Kで433MPaであった。
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