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光学活性環状リン化合物をキラルテンプレ-トする不斉合成手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 02650601
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 有機工業化学
研究機関信州大学

研究代表者

山本 巖  信州大学, 繊維学部, 教授 (60021169)

研究分担者 藤本 哲也  信州大学, 繊維学部, 教務員 (90209099)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード不斉合成 / ビニルホスホネ-ト / Michael反応 / Wittig反応
研究概要

不斉補助剤として天然に存在する入手容易な酒石酸誘導体を用いホスホリックジクロリドト反応させた後ビニル基を付与することにより不斉7員環ビニルホスホネ-トの合成について検討した。電子吸引基を持つ環状不斉ホスホネ-トのオレフィン化は、先ず四塩化チタンをルイス酸触媒として用いる方法を検討した。本方法では不斉補助剤のエ-テル結合が切断される危険性があるが、収率良く目的とするビニルホスホネ-トの合成に成功した。なお生成したビニルホスホネ-トの立体化学については ^1HーNMRにおけるビニルプロトンとリン原子との結合定数より解析し、いずれの場合もE:Z=98:2とE体が選択的に生成していることが明かとなった。上記のようにして得られたビニルホスホネ-ト及び対称実験として合成したエステル部に1ーメンチル基を有する非環式ビニルホスホネ-トを用いサリチルアルデヒドのナトリウム塩との縮合反応を検討した。その結果、非環式ビニルホスホネ-トを用いた場合はジアステレオ選択性は全く見られなかったが、THFを溶媒としてC_2対称のキラルなジオ-ルを配位子とするビニルホスホネ-トをMichael受容体としてTandemーMichaelーWittig反応を行うことにより、わずかではあるが不斉を誘起(約14%ee)することに成功した。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 藤本 哲也: "Asymmetric introduction using chiral cyclic vinylphosphonate" Phosphorus Sulfur.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 藤本 哲也: "Synthesis of cycloheptenyl diphenylposphine oxide from the reaction of cyclic phosphonium salt with methyl vinylketone" J.Chem.Soc.Chem.Comunn.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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