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可溶性セルロ-スアセタ-ル誘導体の合成と機能材料化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02650643
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 高分子物性・高分子材料
研究機関福井大学

研究代表者

鈴木 公宏  福井大学, 工学部, 教授 (60020187)

研究分担者 池田 功夫  福井大学, 工学部, 助教授 (70111771)
研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードセルロ-ス / LiCl / ジメチルアセトアミド溶剤 / 均一系反応 / ジメチルアセタ-ル / 分子内反応 / セルロ-スヘミアセタ-ル / 可溶性 / 新規機能性セルロ-ス誘導体 / 親規機能性セルロ-ス誘導休
研究概要

可溶性セルロ-スアセタ-ル誘導体の合成にはセルロ-スを溶解した均一系でアルデヒドのジメチルアセタ-ル(ジメチルアセタ-ル)を酸触媒下で反応させることが必要条件であることは、平成2年度の研究から明らかにした。当研究の反応に適したセルロ-スの溶剤としては、セルロ-スを誘導体化せずに溶解する溶剤系が最適であることを見いだし、LiCl/非プロトン性極性溶剤系を用いて研究を継続発展させた。
反応系溶剤としてはLiCl/ジメチルアセトアミド(LiCl)系を主に使用してきたが、LiClと組み合わせる非プロトン性極性溶剤としては、N‐メチル‐2‐ピロリドン(NMP)も使用可能なことを明らかにした。
またLiCL/DMA系溶剤中で脂肪族、脂環式、芳香族の各種ジルチルアセタ-ルによる均一系反応で有機溶剤から水に溶解するセルロ-スアセタ-ルの合成法を確立した。これら生成物の化学構造は、アセタ-ルがヘミアセタ-ル構造で結合していることをGC,IR,NMR測定で解析した。そしてアセタ-ル化反中セルロ-スの分子量は低下しないことを生成物のGPC測定で確認した。
次にLiCl/DMA系溶剤中で各種ジメチルアセタ-ル類によるアセ-ル化反応の速度論的研究を行い、アセタ-ル化反応は可逆二分子反応速度式に適合することを明らかにした。各ジメチルアセタ-ルのアセタ-ル化反応に及ぼす置換基の影響を調べ、置換基効果のハメット・タフトの式の適合性について検討している。
さらにセルロ-ス以外の多糖類についても本研究で得られた知見を拡張し、セルロ-スと同様なヘミアセタ-ル誘導体の合成が可能なことを見いだした。

報告書

(2件)
  • 1991 実績報告書
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] I.Ikeda: "Cellulose‐Stractural and Functional Aspects" Ellis Horwood Limited, 6 (1990)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] I.Ikeda: "CelluloseーStractural and Functional Aspects" Ellis Horwood Limited, 6 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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