研究課題/領域番号 |
02650666
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子合成
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岡田 鉦彦 名古屋大学, 農学部, 教授 (20023103)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1990年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ポリエステル / 生分解性 / 環状エ-テル / 加水分解 / 酵素分解 / ポリアセタ-ル / 重縮合 / 開環重合 / 双環ラクトン / オリゴオキシエチレン / テトラヒドロピラン環 |
研究概要 |
1.双環ラクトンのカチオン開環重合により、アセタ-ル・エスエル型のポリエステル1a〜1aおよび2を合成した。また重縮合によりエ-テル・エステル型のポリエステル3を合成した。27℃のりん酸緩衝溶液(pH7.5)中にこれらのポリエステルを14日間浸漬すると、3は全く分解しないが、1a〜1eおよび2はいずれも加水分解し、分子量の低下と分子量分布の増大とがみられた。なかでも2や親水性の高い1dは5日間の浸漬でほぼ完全に加水分解された。1aや1bの数%の繰り返し単位の側鎖にカルボキシル基を導入すると、加水分解は著しく加速された。生分解性を調べる目的で1aのフィルムの土中埋没試験を行った。Mn2.3x10^4、厚さ50μmのフィルムは9日後には脆くなり、18日後には原形をとどめないまでに分解した。 2.4ーヒドロキシメチルテトラヒドロフランー2ーカルボン酸メチルおよびその5ーメチル誘導体の重縮合により、新しいエ-テル・エステル型のポルエステル4a〜4cを合成した。前項記載の条件下でこれらの加水分解性を調べた結果、1aや1bに比べれば遅いものの、いずれも徐々に加水分解することが分った。 以上の結果からみて、主鎖の構造、側鎖への置換基の導入、さらには共重合によって、分解速度を自由に規制できる、新しいタイプの生分解性材料の開発への見通しが得られた。
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